バンコクに滞在して一週間・・・。
特にすることもなくダラダラと時間だけが過ぎていく。
海外で安宿に長期滞在し、観光にも行かず引きこもった生活を送る事を「外ごもり」と言うそうだ。
まさに今そんな状態。
だいたい毎日、ギターを弾いたり、ゲームをしたり、本を読んだりしてヒマを潰している。
食事ついでに外出して散歩してみたりもするが、昼間のバンコクは暑くバテて宿に逆戻り!
宿に戻ったところで安宿の部屋にエアコンなんて代物があるはずもないが直射日光を浴びてるよりはマシだ・・・。
再会の地、カオサンロード。
アジアで出会った旅人たちとはよくここで再会を果たす。
ベトナムやラオスで出会った人と再会、数年前に知り合った人を見かけたり、バイトしてた京都のシシカバブ屋のお客さんに会ったりなんて事もある。
ホントに不思議に感じるが、偶然的な必然というか必然的な偶然というか・・・、とにかくココではそんなに驚くほどの事でもないように感じる!
飲み仲間が出来れば夜のカオサンロードへ出撃!!
夜の騒がしさは半端じゃない・・・。
バーやカフェ、路上のCD屋までがボリューム全開で音楽を流し、通りを埋め尽くすほどの旅行者、屋台、物売り、物乞い・・・もうなんでもあり。
石を投げれば酔っ払いに当たるような状態だ・・・。
とにかくいろんな人がいる。
多国籍ジャンベ集団があったり、リフティングのパフォーマンスを披露してる少年、コメディータッチのマジックショーがあったり、エレキギターをかき鳴らしシャウトしてたり・・・、クーラーボックスにビールを冷やして売ってるヤツまでいる。
なかにはジャグリングで稼いだり、自作のアクセサリーを売って生活してる旅行者もいる。
実はおれもちょっとやってみた。
不幸にも睡眠薬強盗でお金を取られたっていうジャンベマンに誘われて、ジャンベとギターでジャカジャカ1時間ほどやってみて、20Bと焼き鳥3本をゲットした。
芸は身を助けるというか、がんばれば毎日の生活費ぐらいはなんとかなるらしい・・・。
超個性的な人々の群れの中でも、ひときわ目立つ名物オヤジがいる。
おそらくここ数年の間にカオサンを訪れた人はみんな知ってるんじゃないかと思う。
電飾リキシャのおっさん。
おれが初めて見たのは、もうかれこれ4年ほど前。
派手さ加減は年々増しているんじゃないかと思われる・・・。
こんなところで毎日一緒に飲み歩いてた呑み友達はインドやネパールに行ってしまった。
ひとりになるとさらに「外ごもり」が本格化しそうだ・・・。
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