三匹のカエル

チェコ・・・
プラハ・・・
チェドック橋・・・
三匹のカエル・・・



このキーワードにピンっとくるヤツいるんじゃない？

漫画、アニメを敬愛するおれとしてもプラハといえば、チェドック橋、三匹のカエルなのである

もちろんチェコ入りする前にマップでチェドック橋を探してみたが、見つからず・・・

チェドックって旅行会社があるってことがわかったぐらい

タレこみ情報によると、チェドック橋も三匹のカエルもなく
カレル橋のたもとに三匹のガチョウ（！？）がいるとかいないとか・・・

プラハ最終日
今日は先日も行ったプラハ城の観光に出かけた



プラハ城に行くためにはカレル橋を渡らなきゃいけないので、ついでに三匹のガチョウをリサーチしてみた



いやー、実に見事にアッサリ見つかったね

三匹のガチョウじゃなく・・・

三匹のダチョウ！！



ホテルとレストランを兼ねてる建物の看板だった

さて、先日は外観だけを見たプラハ城



今日は入場券を買って、中の見どころを見に行くぞーー！！

ってことで、入場料もしっかり残して置いたのに・・・

行った時間が遅かったせいもあって、見どころの大聖堂（ゴシック建築のカッコいいヤツ）と作家フランツ・カフカが執筆に励んだ家のある黄金の小道はタダで入れるよってことだった

まぁ、ハッキリいってめちゃくちゃラッキーだったんだけど、なんかせっかくお金も残していたから、なんとなく拍子抜けした

とにかくラッキー！ラッキー！

さっそく大聖堂に突撃！！



外側のなんとなく不気味さを感じるたたずまいとは違い、内部はステンドグラスが美しく、そして豪華絢爛の装飾品





なかなか良かったんじゃないかね？



ステンドグラスは綺麗だし好きだなーって思う



キリスト教にまつわるストーリーが描かれてるんだろうが、そのへんは見てもあんまり意味がわからん・・・



続いて黄金の小道



カフカが執筆に励んだ青い家・・・



作家カフカがっていっても、おれはカフカの作品を読んだことないしなぁ・・・

黄金の小道なんていうが、ただの土産物小道だ！！

正直な感想としてはショボイのひと言

まぁ、これをきっかけにして彼の作品を読んでみてもいいなって思う

プラハ観光も終わった頃には日も暮れてきて、寒くなってきたー！

カレル橋から見るライトアップされたプラハ城は綺麗だから、夜も街歩きを楽しみたいところだが、この気温には耐えられない・・・



でも部屋に帰る前にもうひとつ！



旧市街広場の天文時計の仕掛けをちょっと見てみたい・・・

時間もちょうどいい感じだったので、カレル橋から広場までを駆け抜けギリギリ間に合った



すでに時計の前には人だかり！！



皆さん今か今かと仕掛けが動くのを待ち構え、動き出したその時には詰め寄った群集から歓声まで上がった・・・

でも、ショボイ・・・

時計の上のちっちゃな小窓からちっちゃい聖人さん達がチョロチョロ見えるだけ・・・
よくよく見ると、下のほうのガイコツも微妙に動いてるか・・・

以上、これにてプラハ観光終了！！

明日からドイツ！

炭焼きホットドッグ

プラハ滞在三日目



相変わらず、ドミトリーに他のゲストが入ってくる様子もなく貸切状態が続いている



キッチンも広く、なかなか使いやすいが、調味料関係が一切置いてないので、自炊するといっても簡単な物



パスタを茹でて市販のパスタソースに絡めたり、味付煮豆の缶詰にチーズを乗せてレンジでチンとか・・・そんなもん！

前の宿ではかなり調味料も揃っていたので、米まで炊いてしっかり作っていたが、それはそれでやり過ぎたかな？なんて思ったりもする

チェコの後はプラハからドイツのベルリンに向かう

ベルリンでは再会を約束した人がいる

そう、もうかれこれだいぶ前の話

彼女を日本に残して、お先にさっさと旅立ち、ひとりでベトナムのサパにいた頃
年明け早々ぐらいだっただろうか？
おれが行きつけにしてた笑顔のカワイイオバちゃんの営む小汚い食堂で出会ったドイツ人カップル

それから偶然にもハノイで再会、さらにインドでも再会し、ラダックでは一緒にツアーに行ったり多くの時間を一緒に過ごしたのだった

その彼らと今度はドイツで会おうと約束した

それもあって、普段なら出発の前日にチケットを予約しに行ったりするのだが、今回は少し余裕を持って早めに買いに行った

ヨーロッパでのガイドブックは「地球の歩き方　ヨーロッパ」と「lonely planet europe on a shoestring」の二刀流
ただしどちらもヨーロッパ各国を一冊でカバーしてるお徳用だけに、情報が少ないのは難点

移動に関して言えば、ほぼ鉄道で移動することを前提に書かれているのでバスの情報などほとんど載ってない・・・

おそらくバスの方が料金が安い！！

だから移動の前にはバス、鉄道共に料金、スケジュールをチェックして、検討した上でどちらで行くかを決めている

まぁ、値段だけが全てじゃないけどね・・・

そんな感じで、ベルリンへはバスに決まった！！

決め手はもちろん料金！

だって鉄道とバスで15ユーロ以上料金が違ったからね
さすがにそこまで差額がデカイと、決め手は料金ってことになってしまうのだ

彼らがベルリンのバスターミナルに迎えに来てくれるって段取りで話は進んでいるので、うまく会うことが出来ればいいけど・・・

それは到着してのお楽しみってヤツ！！

今日は移動の準備でほとんど時間を使ってしまったので、見どころ観光というよりはフラフラと街を歩いていた



新市街の賑やかな大通りに行ってみたり





また旧市街広場に行き、屋台でホットドッグを食べたりなんかして過ごした



これがまた炭焼きのデカイソーセージが挟んであって美味い！！



ホットドッグ屋台の隣でデッカイ鍋で何やら美味そうな物を炒めたが、残念ながら調理中で食いそびれた



しかし、それにしても天気の悪いこと悪いこと・・・
一日中、どんより重たい雲が空を覆って太陽はまったく顔を出さない



夕方ぐらいから冷え込みも激しさを増すので、食料を買い込んで部屋に退散だ・・・

今宵はビールの飲み比べでもしよう！！



近くのスーパーマーケットでいろんな銘柄を買い込んでみた！

プラハもあと一日・・・

幸せのピカピカドッグ

快適に過ごしたチェスキー・クルムロフに別れを告げ、首都プラハへ！！



チェスキー・クルムロフからはバスで移動する事にした
チケットの予約もしてなけりゃ、バスのスケジュールもろくに調べずにバスターミナルへ向かったにも関わらず、待ち時間なしでアッサリとプラハ行きのバスに乗れてしまった

なんとなくどこそこのバスターミナルに着くんじゃないかと考えていたが、プラハに着いてみたらビックリ！？

どこ？ここ？？

まったく予定外、街外れのバスターミナルで降ろされた

しかたなく地下鉄に乗り、街の中心部へと向かうことにしたが・・・

切符の買い方がわからない・・・

何？いったい時間制って？？

目的の駅は5駅ほど先だったので30分有効の一番安い切符を買って乗り込んでみた

まっ、別に電車もすぐ来たし、5駅なんてあっという間だったから30分で楽勝だったけど・・・

チェスキー・クルムロフで知り合った女学生さんから教えてもらった”Hostel World”というホステル検索サイトを有効に使って、プラハでの宿を確保するつもりだったのだが、出発前日、宿のインターネットが繋がらず、情報収集出来ず終いで来てしまい、結局いつも通りのパターン！！

ロンプラ情報最安ホステル目指して、トコトコ歩いてる途中にふと目に付いた宿に入ってしまい、そのままチェックイン！



宿っていうよりアパートらしい・・・
ドミトリー有りだけど、他にお客さんはいないし、たぶん今後誰も入って来ないような気がする

いちおう管理人らしいおばさんはいるが、常時いるわけではない
おれたちが門を叩いた時も、その時たまたま偶然いただけ・・・

特に不便はない、料金も安いし、近くにマーケットもあるし、プラハ本駅のそばで立地も悪くなさそう

部屋にパソコンがあってネットも使い放題！！
自由に使えるとあって、勝手に日本語のフォントをダウンロードさせて頂きました

ここを基地に今日はとにかくプラハの街を歩いてみた

プラハの見どころである火薬塔を通って旧市街広場へ



広場は観光客で大賑わい！！

見どころである天文時計の前はさらに人でいっぱいだった



この天文時計、きっとスゴイ仕掛けで動いてるんだろうが、時間を読み辛いのが難点



広場から路地を抜けて、カレル橋へ



この橋の欄干には聖人像が立ち並んでいるのだが、残念ながら橋の半分は工事中で片側しか見ることが出来なかった

こういう像って触ると幸せになるとかって言われて、触られ過ぎてピカピカの部分とかがあるんだな



おれとしてはある銅像の土台の犬の部分がピカピカになってるのが気になった

コイツは幸せドッグか？



犬好きとしては、いちおうタッチしておこう・・・

そして、カレル橋を渡って丘を上り、プラハ城へ！！





一番目を引いたのが入ってすぐにあった教会
これぞゴシック建築って感じのデカイヤツ



建築様式って詳しくはよく知らないけど、アールヌーボーとかバロックとか・・・なんかいろいろあるはず

その中でもゴシック様式は見てて一番インパクトがあって好きだなって思う



悪魔っぽくてイイねー！！夜とか曇り空が似合いそうな建物だ



今日のところはこれぐらい
後数日いるのでじっくりプラハの街を歩き回ってみたいと思う

寒いけどね・・・

街にいる芸人さんもこの寒いのにがんばって演奏してるし



城の衛兵さんもこの寒いのにピクリとも動かないし



おれもがんばろう！！

本物のバドワイザー

車にお迎えに来てもらって楽々移動
さすがに大型のバスはないだろうと思っていたが、まさか普通のセダンが来るとも思ってなかった
あぁ、きっとこれでどこかまで連れていかれ、バスに乗り換えるのだと思っていたが、どうもそんな様子もなさそう

もうひとり迎えに行くからと市内を走り、車が止まったホテルは星が３個
当然、同乗車はスーツケースをガラガラ引く感じ

やっぱりけっこう高額な移動だったかもな?

でも、後部座席でウトウトしてる間に国境も越えてチェスキークルムロフに到着



泊まるところも特に決めてないから、ロンプラに載ってた最安のホステル前で下車

町の居心地は宿に左右される!

このホステルがまたイイ!!
設備は整ってるし、ちょっとした置物やなんかのセンスも良し
ちょっと変わってるといえば、レセプションのお姉さんが夕方に帰ってしまい、宿泊者しかいなくなってしまう超ユルユル宿

夕方以降、誰もチェックイン出来ないし。。。

もちろんこの町の雰囲気も気に入り、到着早々に連泊は決定した!!





チェスキークルムロフの町はといえば、半日もあればその全てを行きつくせるような小さな町





イメージ通りのヨーロッパの古い町並みというよりは、絵本の世界の昔の町並みと表現した方が似合うように思う



もしくはドラクエ世界の城下町かな?



こっちの方がいいかもしれない!!



城もあるし、夜町を歩いてて見かけたのだけど、手にタイマツを持った僧侶と勇者見習いみたいな格好をしたふたり組がいた



あれを見てしまえば、もう完全にドラクエだ!!



近頃、よく日本人と出会うようになった

とある夜

駅周辺を散策に出かけたが、何もなく、駅の自販機のコーヒーでひと息入れて町に戻ろうとした時、道を訪ねられたのが出会いだった

それが偶然にもおれたちの泊まってるホステルを探していたそうで、いやいやこんな偶然もあるんだなーなんて話しながら歩いていたが、よくよく考えたらホントにスゲー奇跡的じゃないか?

だって、スーパー寂れた駅に夜の遅い時間にいるツーリストなんて移動の予定があるヤツ以外はいないわけだし、そもそも、もしおれたちと出会わなかったらレセプションは閉まってて、カギを持ってる宿泊者以外は宿の敷地にすら入れねーわけだ!!

たまにはおれたちの意味不明の行動が人の助けになることもあるようだ!!

なんか良い事した気がする

そんな縁もあって、イギリス留学中だという女学生と町外れの丘の上にある廃虚になった教会から景色を眺めたり、お茶を楽しんだり、飲みに行ったりなんかもしたわけだ!!





飲みに行くといえば

チェコは世界一のビール大国だけあってビールが美味い!!
おれのしょうもない雑学知識からすると、チェコはビールのひとりあたりの年間消費量が世界ナンバー1だったように記憶している
しかも、他国をケタ外れに上まわっていたと思う

チェコビールといえばバドワイザー!!



日本で目にするアメリカのバドワイザーはチェコのビール職人がアメリカに渡って作ったとか、良質のビールという意味でバドワイザーと名付けたとか諸説あるらしい

とにかく、本場バドワイザーはチェコにあり!!

お気に入りのバーを見つけたので、夜になるとバー通いの毎日を送っている



ちなみに、自炊することで食費を抑え、酒代にあてている