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World Journey ~旅路ニ季節ガ燃エ落チル~

2008年12月12日 大阪から上海へ船で渡り始まった旅 1年6ヶ月の旅路を終え 2010年6月9日に帰国 ~旅路に季節が燃え落ちた~ *気ままにブログ更新中*

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トンガリ山

ポカラの町は毎日カリッカリに晴れている。
夕方にスコールが来れば夜は涼しく快適だが、このところ涼を運んでくるスコールも降らず、うだるような暑さが続いている・・・。

晴れ続きのおかげで楽しみにしていたヒマラヤも(いちおう)見ることが出来た。

早朝5時、空が明るくなり始めた頃、山の向こうにうっすらとトンガリ山が見えた。



もっとズバーッとヒマラヤの展望が開けるのかと思ったけど、案外しょぼいね・・・。

えっ、これだけって感じ・・・。

それでも朝日を浴びるマチャプチャレの姿はなかなかのモンで、早起きしたかいがあったなと思う。



ポカラに滞在して一週間が過ぎた。

毎日、のんびりと過ごしているがダラダラしてるわけじゃなく、そこそこアクティブに自然と遊んでいる。

フェワ湖にボートで漕ぎ出して、一日湖上にプカプカ浮かんでみた。

暑くなったら湖で泳いで、景色をボケーっと眺め、気がついたらかなり端っこまで流されていた。



対岸まで戻るのがまた大変だった。



いちおうオールはあるが、デッカイしゃもじみたいなヤツで漕いでも漕いでもゆっくりしか進まない。
たぶん、泳いだほうが速そうだ・・・。

ボートで一日遊んで、日焼けと筋肉痛でカラダがイタイ。

よく晴れた日にハイキングにも出かけた。
トレッキングする体力はないけど、せっかく山の近くにいるから登ってみたくなった。

目指すはサランコットのピーク!!

完全に山をナメてたね・・・装備があますぎた・・・。

水を片手に足元はビーチサンダル。

炎天下の暑さにガマン出来ず、登山開始早々に持参した水をほとんど飲み干してしまった。

そして、登山道の急勾配はサンダル履きじゃ少々ツライ・・・。

登り始めて一時間半ほどで、ビューポイントに到着。
この時、すでに水は底をついていた・・・。



目指すサランコットの山頂はまだまだ先っぽい・・・。

茶屋が一軒あったが営業しておらず、水も買えない。
この先、炎天下の中を水分補給もせずに進むのは危険な気がした。

「登山で一番大事なのは引き返す勇気」

らしいので、あっさり引き返すことに・・・。
だって、ノド乾いてたし・・・。

下山して飲んだ冷えたスプライトの美味いこと、美味いこと!!

ここポカラから再びインド入りするわけだが、なかなか重い腰が上がらない。
この町が過ごしやすいというのもあるが、今のインドはどうも地獄のような暑さらしい・・・。

行きたくねぇなぁ・・・。

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レイクサイドに牛がいる

カトマンドゥからバスに揺られて7時間半、ポカラへ。



湖のそばに広がるレイクサイドと呼ばれるツーリストエリアに滞在している。



新しい町に着いたら、とにかく宿を見つけなきゃいけない。
手頃な値段で快適な宿を探すために何軒か見て回り、気に入った部屋にチェックインするわけ。
デッカいバックパック背負って移動の疲れも抱えたままの宿探しってのは非常にしんどい・・・。
でも、これがいかにも“バックパッカー”って感じがするんだけどね。

もう少し若い頃は何軒も見て回り、納得のいく部屋が見つかるまでがんばれたんだが、近頃はすぐに客引きに捕まってあっさりチェックインしてしまう・・・。

ポカラで初めに泊まった宿は中庭もあり、部屋も良く、値段も経済的だったので移動の疲れから即決でチェックインしてしまった。

ちょっぴり日当たりが悪いなってのが気になってたぐらいで特に問題はなかったんだけど、シャワーを浴びようとバスルームに行くと壁一面にビッシリとアリの軍団が張り付いてた・・・。

素っ裸のおれはアリの軍団にシャワーで応戦し、見事に撃退したのだが、バスルームに入る度にまたどこからともなくやってくるアリ達と夜になると部屋に現れる蚊との戦いに疲れ、引越しを決めた。

まぁ、熱心に客引きをがんばってる宿ってのは、何かしら問題があったりして客が少なかったりするわけだしね・・・。

ポカラにはとにかく宿やレストランが多い、というより多すぎる!!
しかも今はオフシーズンでツーリストも少なく、どこもほとんどガラガラ状態・・・。

値段交渉にもガンガン応じてくれるので、かなり快適な宿に手頃な値段で泊まることが出来た。

部屋は少し狭いが、その分なぜかバスルームが異常に広い。

屋上からの眺めも良し!



部屋の前にテラスあり!



毎日、夕方にスコールが降るのだが、また雨上がりの景色がすばらしい!



こんなことなら初めからちゃんと探せば良かったと思う・・・。

ポカラといえばトレッキング!!

2~3日の短いものから2~3週間もあるホンキなヤツまであるが、山歩きはしんどそうなので、マウンテンバイクを借りてサイクリングを楽しんだ!



滝を見に行ったり



洞窟探検をしたり



疲れたら街角の茶屋でひと休みして、また走り出す!!



すこし町から離れると、目の前に広がる田園風景が気持ちイイ!



下校途中の学生や野良牛とすれ違いながらどんどん進む。



いやぁー、ホントに自然はいいねぇ~!!

あとこれでヒマラヤの景色が見れたら完璧なんだが、やっぱり雨季の時期は難しいかな・・・?
宿のオヤジの話では天気の良い早朝には屋上からヒマラヤが見れるとのこと。
オヤジの言葉を信じ、毎朝5時半に起きて屋上に上がってみてるが、今のところ早起きの得はない・・・。

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レッドカーペットはどこだぁ!

旅を始めて、早いもので半年が過ぎた。



一年ぐらいのつもりで日本を飛び出したものの、半年経ってまだネパールまでしか進んでないので、先はまだまだ長くなりそうだ・・・。

日本に帰るのはいつのことやら?

そもそも、お金が足りるのか?

物価の安い国にいる間はいいが、これからヨーロッパなんかに行く事も考えると少々先が不安になる。

そして、今のおれには旅を始めた当初持っていた節約の心がだいぶすさんできている!!
そもそもが節約家でもないので・・・。

旅をしていると基本的には収入を得ることはないと言っていいだろう。
まぁ、よく(特にインドなんかでは・・・)宝石屋のオヤジなんかが「ハロー、マイフレンド!!おれとビジネスをしないか?」なんて持ちかけてくるが、旅行者が異国で“いい話”にありつけるはずは100%ないので、間違いなく詐欺のお誘いだ。

一攫千金!!



ここカトマンドゥにはカジノがある・・・。

ここらで一発旅の資金を増やすべく勝負に出かけてみた!!

高級ホテルの敷地内にあるので、おれみたいな旅行者には敷居が高いのかと思ったが、ぜんぜん気軽に入れた。

イメージしてたカジノとはだいぶ様子が違う・・・。

ゴージャスな室内、レッドカーペットの上をシャンパン片手にカードやルーレットを楽しむ紳士淑女の皆さんがいるのかと思いきや、薄暗い店内に昼間っから暇してるネパール人のオッサンとオバハンが文句タレながらスロット台に向き合っていた。

その様子はまるで商店街のパチンコ屋・・・。

カジノで使用するコインは5ルピー(約6円)と10ルピー(約12円)の二種類があり、金額により遊べるゲームが違うようだった。

なんとなく、きっとカジノはドル払いかな?なんて勝手に想像してただけに拍子抜けした・・・。

これじゃまるでゲームセンターだ!!

コインを買ってからはもうカジノって雰囲気はなく、おれにはただ田舎のゲーセンにしか見えなかった・・・。

そして見事に完敗・・・、たいした金額じゃないけど。

もともとからギャンブルはやらないし、博打の才があるはずもないので当然の結果なんだけど・・・。

バカ勝ちしたら、安宿生活ともお別れして高級ホテルに泊まり、飛行機はファーストクラス、おいしいレストランで食事をしてという、セレブな旅行に切り替えようと思っていたが、残念ながら現状維持の貧乏旅行が続きそうだ。



そんなこんなでカトマンドゥに滞在して一週間ほどになる。

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ライフラインを確保せよ

ネパールへの移動は驚くほど予定通りに進んだ。

ダージリンからスィリグリーまで定員オーバー&積載量オーバーの乗合いジープで山道を激しく揺られ、天井に何度も頭を打ちつけた。



スィリグリーから国境の町パニタンキ行きのバスにもスムーズに乗り換えられ、荒い運転で荒い道をボロボロのバスは黒煙を吐きながら進んだ。

バスを降りて国境までは徒歩。

インドの出国手続きをするためイミグレーションに向かったのだが、林の中に掘っ立て小屋があり、ライフルを下げたオジサンとデスクワークのオヤジがひとりいるだけ・・・。

オンライン化もされておらずオヤジの手作業なもんだから、やたらと時間がかかる。

そうこうしてるうちに雨が降り出し、雨の中ネパール側のイミグレーションまでビショビショになりながら向かった。

ネパール側のイミグレーションは一応建物らしい造りはしていたものの、教えてもらわなければもう少しで通り過ぎて、不法入国してしまいそうだった!!

もちろんこちら側もパソコンなんて導入されておらず、ビザの発行と入国審査は手作業・・・。

でも必要書類を記入してビザ代を支払ったら、ものの5分もしないうちにすべての手続きは終了し、あっけなくネパールに入国!!



ネパールはインドから時計を15分早めて、日本との時差は3時間15分。
通貨はネパールルピー(1Rsは約1.2~3円)
物価はインドと大差ないように感じる・・・。

さて、ネパール側の町カカルビタからカトマンドゥ行きの長距離バスにもこれまたすんなりと乗れてしまい、翌朝無事にカトマンドゥ着だったわけだが、スムーズに行けたおかげで丸一日かけての大移動になり相当疲れた・・・。

夜行バスも荒い運転で荒い道を走るもんだから、時々ガタっとシートからオシリが浮き上がり、まともに寝ることも出来なかった。

おれの後ろに座っていたネパール人のオジサンは浮き上がった拍子に頭を荷台にぶつけ流血・・・。
一時、オジサンの治療のためバスは緊急停車したほどだった。

バンコクのカオサンロードに代表されるようにアジア各国に有名な安宿街と呼ばれるエリアがある。

カトマンドゥのタメルエリアも有名な安宿街のひとつ。



通りを見下ろす部屋に宿を取り、人の往来を眺めながらボケーっと過ごしてる。

見所と言われるような場所にも出かけてみたが、どうも感動が薄い。





旅を始めていろんな町を訪れ、見所と呼ばれる場所に行けば行くほど、以前見たどこかの風景と照らし合わせて見てしまい、どこかで似たようなモノを見たな~なんて思ってしまうのは、そろそろアジアに飽きがきてるからなのかもしれない・・・。

自然が創り出す雄大な風景ってのは息を呑む感動があるけどね・・・。

ガイドブックの見所よりもおれは町の生活風景の方が見てて楽しい気がする。





ネパールと言えば、日本食が美味い!!
これ旅行者の中では有名な話で、他の旅行者からよく話には聞いていた。

おれは旅中あんまり日本食を食べない。

そもそもそんなに日本の味が恋しくならないってのもあるが、だいたいの場合、海外で食べる日本食は期待はずれが多い・・・。
カツ丼にココナッツミルクが入ってたり、親子丼を頼んだはずが出てきた物は得体の知れない食べ物だったり、豚汁なのに味噌を使ってないただのベーコンスープだったり、緑茶が甘かったり・・・などなど。

さほど期待もせず、一軒のジャパニーズレストランに入ってみた!
テーブルに着くと暖かいお茶が(もちろん甘くない)出てきたあたりがかなり日本的だなという印象を与えた。

ラーメンとチャーハンのセットを頼んでみたが、確かに噂通り美味い!!



このレベルの日本食が出てくるなら、たまには食べに行ってみてもいいかなと思う。
しかし、なぜにネパールの日本食は美味いのか?疑問が残る・・・。

ネパールも今の季節は雨季にあたるということで雨を心配してたが、カトマンドゥに着いた日に少し降っただけで、この数日は晴天続きだ。
気温は30度ほどあるが、空気が乾燥してるからなのかあんまり暑さも感じなく快適に過ごしている。

ダージリン同様、相変わらず良く停電する。
停電だけならまだしも、泊まってる宿は断水までする!

その度に宿のスタッフを問い詰めるのだが、「30分後には出る」とか、「今はメンテナンス中だ」とか、「停電してるから・・・」と、いまいち的を得ない答えが返ってくる・・・。
停電と断水は根本的に関係ないと思うんだが・・・。

水は最も重要なライフラインだし、そうそう簡単に(しかも頻繁に)断水なんかしないと思うけど・・・。

まぁ、一応はチョロチョロと鉄臭い茶色い水が出る時もあるので、なんとかしのいでる感じ・・・。

水は大事だなぁ~、とネパールに来てしみじみと思う。
今日は蛇口からたっぷりと水(汚いけど・・・)が出たので、なんか少し嬉しい気分になった!

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