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World Journey ~旅路ニ季節ガ燃エ落チル~

2008年12月12日 大阪から上海へ船で渡り始まった旅 1年6ヶ月の旅路を終え 2010年6月9日に帰国 ~旅路に季節が燃え落ちた~ *気ままにブログ更新中*

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メインバザールに雨が降る

首都デリーに戻ってきた。



前回滞在してた時よりも少しは暑さも和らいだ気がする。

ついに雨季が本格化してきたのか?

メインバザールの雨上がりは悲惨な状態だ・・・。
泥を跳ねて進むリクシャーと人の群れ、泥だか牛のウンコだかわからないモノが飛び散っている。

そろそろインドの旅も終わりとしよう。

さてここから・・・。

ムンバイやゴアの方にも行ってみたかったのだが、今は雨季の影響をモロに受けるので最悪のシーズン。

パキスタンとかアフガニスタンとか何ヶ国あるのか知らないけど“スタン”の国々に魅力がないってわけじゃないけれど・・・。
そこらへんを飛行機を使ってすっ飛ばし、エジプトへ!!

デリーに戻ったその足でカイロ行きの航空券をチェック。
一番近い日にちで空席があったのが27日デリー発のオマーン航空。
オマーンの首都かな?マスカット?ムスカット?そんなような名前のところで乗り継ぎをしてカイロに向かうそうだ。

行くと決まれば早い方がイイ!

さっさと予約してしまい、やっぱりなんだか頼りなく感じるeチケットを手にした。

ついにアジアを脱出して中東の旅が始まるわけだ!!
エジプトのカイロからトルコのイスタンブールを目指して進んでみようと思っている。

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ラダックウルルン滞在記

また絶景の中をバスに揺られ17時間、マナリに戻ってきた。
いくら絶景とはいえ二回目ともなると感動も薄れ、ただ激しい揺れとケツの痛みに耐えるのみ・・・。

レーには結局2週間ほどの滞在になった。



実はレー滞在中、強烈な無気力感に襲われ所謂ところの“沈没”のような状態に陥ってしまった。
元々がそんなにアクティブな旅人でもないので日ごろから沈没気味ではあるが・・・。

たぶんラダックまでやって来た事に満足してしまったんだろうね。

初めの数日は町を歩いたり、見所に行ったりしてそこそこ楽しんでたわけ・・・。
ゴンパって呼ばれる僧院で壁に描かれた仏画を見たり、丘の上に建つストゥーパ(仏塔)に行ったりして。







だいたい町も歩き回り終えた頃、何もする気がなくなり、さらには旅をしてて一番の楽しみである食事すらも何をどこで食っても同じような味にしか感じなくなり、食事の楽しみすらなくなった・・・。

このままじゃ無気力にダラダラと崩れていくんじゃないかと思われた時、数日遅れでマナリからやってきたドイツ人カップルに救われた!!

彼らが「車をシェアしてヌブラバレーに行かないか?」と誘ってくれた。
だいたいおれはヌブラバレーがどんなとこでどこにあるのかも知らないし、パーミット(入境許可)も取らなきゃいけないし面倒だなと思い、断るつもりだった・・・。

しかし、「ラクダにも乗れるぞ!!」の一言で口説き落とされてしまったわけ・・・。
まぁ、ラクダに乗りたいとは思わないが、近くで見てみたいのと出来ればタッチしてみたい・・・。

というわけで一泊二日のヌブラバレーツアーに行ってきた!!

おれたちふたりとドイツ人のカップル、さらに当日追加でオランダ人の夫婦を加えて車は出発。

オランダ人はいろんな国の言葉を喋れるなんて話を聞いた事があるが、事実その通り!!
もちろん二人とも英語はペラペラでさらにフランス語、スペイン語、ドイツ語にオジサンの方は中国語も少し喋れるとの事。

しかもこの夫婦、年齢はおれの両親と変わらないぐらいだろうか?とにかくスーパーアクティブで、トレッキングやロッククライミングが趣味、日本にも来たことがあるそうだが、その時も東京から北海道まで自転車で旅したという強者・・・。

世界にはいろんな人がいるもんだ・・・。
ちょっぴりそのアクティブさを分けてもらいたいね。

とにかく車はひたすら山道を登り、世界一高いところを通っている道路へ!!



なんと標高5600m(ぐらいあるらしい・・・)!!
看板にはフィートで記されていたから正確な高さはわからないけど・・・。



そこから山を下ってヌブラバレーへ!!



世界の果てのさらに果てに向かってる感じ。



ゴンパ見学と食事休憩を挟んでついに待望のラクダ!!



やっぱりラクダは砂漠が似合う。



間近で見るラクダはデカイ・・・。
触ると噛まれるよって言われたがスキを見てちょっぴりタッチ・・・!!



これで初日のプログラムは終了し、一泊お世話になる宿に到着して一日目は終了。

またこの宿が最高に良かった!!

家族経営の小さなゲストハウスで周りには何もない、したがってここで夕食と翌朝の朝食をご馳走になる事になった。

食事までの時間、皆お喋りを楽しんだり、本を読んだりと思い思いの時間を過ごしていた。

おれはというと、宿のオバチャンにお願いしてキッチンの様子を覗かせてもらっていた。
オジサンと小学生ぐらいの子供とオバチャンが今夜の食事の準備をしてる様子を見ていると、いてもたってもいられず手伝わせてもらう事にした。

とはいっても料理の邪魔をしちゃいけないから、野菜を切ったり食器を運んだりしたぐらいだけど。

オバチャンは料理の最中ずっと外国人旅行者であるおれたち一行に気を使ってくれている様子だった。

「キッチンの見た目は汚いけど、ちゃんと綺麗にしてるからね」
「この鍋、外側は汚れてるけど中はピカピカでしょ?」
「食事の準備遅れてるけど、みんな怒ってないかしら?」
「特製のラダックスパイスなんだけど、みんな気に入ってくれるかな?」

とにかく、とにかく、何でも気にするオバチャン・・・。
おれはその度に「大丈夫!オバチャン!!誰も怒らないし、日本の鍋も外側は焦げて汚れてるし、おれの家のキッチンの方が汚いし・・・」と気にするオバチャンに笑顔でオッケーサイン!

出来上がった料理をみんなより先に味見させてもらったが、お世辞じゃなく今まで食ったベジタブルカレーで一番美味しかった。

このオバチャン特製ラダックスパイス入りベジタブルカレーは食卓でもみんなから大好評!!

おれは心の中で「やったね!おばちゃん!!」とガッツポーズ!!

人のことを思って作った料理には魔法がかかる!!

食後、おれはキッチンでチャイの作り方を教えてもらったり、ちょっぴりシャイなオジサンに呼び出されお酒までご馳走になった。

オジサンからもらったラム酒で少し酔っ払い、ふと見上げた夜空には満天の星空。
「今夜の星は綺麗だね」なんて言いながら夜空を眺めるロマンチストではないけれど、その夜の星空はとんでもなく綺麗だった・・・。

天の川がはっきり見える星空なんて生まれて初めて見た・・・。

もし、もう少し酔っ払っていたら星空の綺麗さと、この家族の優しさに“ウルルン”してしまっていたかもしれない・・・。

その夜はなんだか心がほっこりしたまま眠りについた。

翌朝、朝ゴハンをご馳走になりオジサンとオバサンに見送られツアー二日目の始まり。

二日目はというとゴンパ見学をして夕方レーの町に戻りツアーのプログラムは終了。







おれはというと寒空の下、長い時間星空を眺めていたせいで風邪を引いてしまいほとんど車の中で眠ったままだった・・・。

こんな感じでレーの滞在を終えて無気力状態からも立ち直り、そのかわりにちょっぴり風邪気味になり、ベトナムで知り合ってマナリ、レーと多くの時間を過ごしたドイツ人のカップルとも「次はドイツで!!」と約束を交わし、マナリの町に戻ってきた。

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世界の果てへ

絶景!!



レー行きのバスから見える景色はとんでもない!!



標高5000mの雪山で飲む一杯の温かいチャイの美味さは格別。
心配していた高山病にもまったくならず、絶景を眺めながらのバス移動は続いた。

休憩は遊牧民が使う移動式テント(ゲルって言うんだっけ?)のようなところで食事も取れ、なかなか良い雰囲気だった。
もちろん、そんな辺鄙なところにトイレなんてものは存在せず、雄大な自然に抱かれての立小便は爽快!!



雪山を抜けた後はひたすら続く乾燥地帯。
バスは世界の果てに向かって進んでるようだった。



到着予定を2時間ほど遅れて出発から18時間後にやっとレーに到着。

チベット文化圏ラダック!!

辺境の地なのかと思ってたけどレーの町の目抜き通りは意外にも観光客が多く賑やかだ。



町を見下ろすように建つ旧ラダック王国のレー王宮。



そこから見下ろすオールドタウンはまるで月面世界・・・。



なんかスゲーところに来た気がする・・・。



オールドタウンの路地、これがまたすごくイイ!!!
路地好きとしてはグッとくる風景がある・・・。



レーの町の標高は3500m、さすがに夜の冷え込みは厳しいが、昼間は乾燥した大地に照りつける日差しが強くけっこう暑い。

チベット文化圏だけに土産物もほとんどがチベット産。
チベット系の人ってなんか顔が日本の田舎のおばちゃ~んって感じがして懐かしくてほっとしてしまう。

いつか来てみたいと思ってた憧れの地ラダックについにやって来た!!

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エクストリーム・ツーリング

マナリの町は小さい。
だからドイツ人のカップルともしょっちゅう顔を合わせる事になり、その度に食事に行ったり、カフェをしたりした。

とある食事の席で、女子はレディース・トーク(おもにインドのトイレ事情)で盛り上がってる時、男子はというとバイクの話になり、女子に一日お留守番させてバイクを借りて走りに行こうという事になった。

翌日、ドイツ人の兄ちゃんとバイクを借りてロータン峠へと向かった。

インドのバイクはなかなか乗りこなすのが大変だった。

手元は日本のバイクと一緒だが、足元が左右逆で右シフトの左ブレーキ、しかもシフトチェンジも反対でファーストギアが上でセカンドからは踏み込んでいく方式。(バイクに乗らない人はなんの事やらサッパリだと思うが・・・)

しかもブレーキの効きはすこぶる悪いくせに、ちょっと強めに握るとすぐにタイヤにロックがかかる。
さらにギアの入りも悪いし、オイルは漏れてるし、ガソリンタンクのキャップも閉まらない。

日本だと絶対に車検を通らない廃車寸前のボロバイク!!

排気量500ccのボロバイクにまたがり山道を進む事、3時間・・・。

ロータン峠に到着!!





標高4000mの峠から見るヒマラヤの山々はスゴイとしか言いようのない景色。



まさに息を呑む景色とはこのこと!!



富士山にも登った事がないのに、富士山より高い所にバイクで来てしまったんだな・・・。

今までバイクを運転してきて十数年になるが、今までに経験したことのないエキサイティングかつスリリングなツーリングだった。

だって、道路にガードレールはなくすぐ横はガケ、未舗装のガタガタ道にぬかるみあり、おまけにインド人のクレイジーな運転の車がビュンビュン走ってる・・・。

何度も転びそうになり、冷たい汗が背中を流れた・・・。

苦労の果てに見れる絶景!!



今夜、マナリを離れインドのなかの異郷、ラダック地方のレーを目指す。
深夜2時発、標高5000mの山をふたつ越え夕方6時にレー到着という強行スケジュールだ・・・。

覚悟を決めて行くしかない!!

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素晴らしき逆ギレ

逆ギレ!!

ピンチに追い込まれた人間が突如起こす意味不明な行動。

デリーからボルボ・バスなる大げさな名前のツーリストバスに乗りマナリへ。
エアコンが効きすぎてて、とにかく寒い車内・・・。

朝日の暖かさが心地よく、窓から景色を眺めていた。
一番前のシートだったのでフロントガラス越しに山々が朝日に染まっていく様子が良く見えた。

前方には荷物を満載したトラック・・・。
バスは当然のように無理な追い越しをしようとした、その時・・・。

ガシャーンっと接触事故を起こし、左のサイドミラーが折れた。

おれの見る限り完全にバスのドライバーの前方不注意だ。

ドライバーの顔が一瞬青ざめたように見えた。

会社の雇われドライバーごときがボルボ・バスなる大げさな名前のバスに傷を付けたとあれば相当ヤバイはず・・・、しかも自分のミスで・・・。

そして、このオッサンはトラックのドライバーを運転席からひっぱり出したかと思うと猛烈な勢いで怒鳴りつけ始めたのだ。

こんなにも素晴らしい逆ギレっぷりにはなかなかお目にかかれないと思う。

ひと悶着あったおかげでバスは1時間ほど遅れ、デリーを出発してから17時間後にマナリに到着。

避暑地マナリは涼しくてかなり過ごしやすい。
バラナシ、デリーの暑さがウソのように感じるぐらいだ。
日中、日が出ていれば半袖でも心地よい気温だが、高地だけに朝晩はけっこう冷え込むので夜は毛布に包まって眠っている・・・。

ニュータウン(ニューマナリだったかも?)と呼ばれるエリアはインド人の観光客が多く結構な賑わいを見せてる。



そこから少し山を登ったオールドマナリエリアは、なんだかここがインドだということを忘れてしまうような場所。



おれも他のツーリスト同様にこのエリアに滞在しているが、第一印象としてはラオスのバンビエンを思い起こさせる。

まぁ、ひとことで言えばヒッピーヴィレッジって感じだね・・・。

そこらへんに怪しい草も生えてるし!!



旅を続けていると驚くような再会もあるわけで、かれこれ半年以上も前の話だがベトナムで会ったドイツ人のカップルとここマナリで再会した。

一緒にゴハンを食べたり、山にハイキングに行ったりして遊んでいる。





マナリも自然が多くて退屈しなくてイイ!!
近くに川や森林公園があり散歩するにはもって来いの環境だ!





なんか今回の旅は山方面を良く攻めてる気がする・・・。
ちょっとビーチが恋しいこの頃・・・、バリ島にでも行きたいなぁ~なんて時々思う。

ちょっと話は変わって・・・
インドと言えば誰もがご存知、コブラ使いのオッサン!!

マナリで発見!!



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