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World Journey ~旅路ニ季節ガ燃エ落チル~

2008年12月12日 大阪から上海へ船で渡り始まった旅 1年6ヶ月の旅路を終え 2010年6月9日に帰国 ~旅路に季節が燃え落ちた~ *気ままにブログ更新中*

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首都イスタンブール

トルコの首都はイスタンブールではなくアンカラ
どうしてもよく聞く名前の街だから首都なんじゃないかと思いがちだ
実はおれもガイドブックを手にするまで首都だと思ってた。。。

チャナッカレからバスで6時間
何が一番変わったかといえば物価がブチ上がった!!

シリアからトルコに入りイスタンブールを目指して西へ西へと進むに伴い物価も上昇傾向にあったが、イスタンブールはケタ違い。。。

ブルーモスクのあるスルタンアフメット地区に安宿が集まっているらしいのだが
ダブルルームを確保しようと思ったら40ユーロとか50ユーロ!?



さすがにもうプライベートルームに泊まることは財布が許さず、ついにドミトリー泊

かれこれ自由個人旅行をし始めて数年
それなりに旅人経験値も積んできたつもり
シーツが黄ばんでても、部屋に虫が発生しても、悪臭漂うバスルームでもたいがいの事はガマン出来る
だけどドミトリーは嫌なんだ!!

今まで旅をしてきてドミトリーに泊まったのは、今回の旅をスタートして早々に上海で泊まったのが初めての経験

もう落ち着かなくて。。。落ち着かなくて。。。

遅い時間に戻ったらダメだよな?とか
そろそろ寝た方がいいのかな?とか
電気消した方がいい?とか

実はけっこう気を使ってしまうのでなんか気疲れする

それをドミトリーばかり泊まってる友達に相談してみると
いちいちそんなこと気にせずに普通にしてればいい!!とのこと

でもおれの普通が他人からして異常だっらどうしたらいいんだー!!なんてことも思ってしまうわけ

とはいえ経済的な理由からドミトリーに泊まらないわけにもいかず、しかたなくドミトリー泊

初日はかなりおとなしくしていたが、しばらくすると慣れてくるもんで案外ドミトリーもおもしろい!!
毎日毎日、いろんな国の旅人がやってきては出ていき、集まる人によって部屋の雰囲気も変わるし、いろんな国の旅人と話す機会もあるからね!!

ただドミトリーに泊まると部屋にいる時間はあまりなく
朝メシ食って街に飛び出し、戻って来たらシャワー浴びて寝る感じ
さすがに夜型生活も直った

だから今までとは旅のスタイルも大きく変わった
不本意ながらリアルバックパッカーな旅をしてる感じ!!

ホントは毎日ゴロゴロしていたい。。。

時間もたっぷりあるから見どころなんかにもでかけてる







イスタンブール、物価もケタ違いだが観光客の多さもケタ違い!



たぶん一番の見どころなのかな?トプカプ宮殿に行ってみたところ
チケット売り場は長蛇の列、あまりの人の多さに心が折れた。。。



少し空くまでカフェで時間を潰し再チャレンジしてみたが一向に人が減る気配もなく入らず。。。



まぁ、そもそも観光嫌いのおれは見てみたいなんて1ミリも思ってなかったんで、わざわざ並んでまではね。。。



観光地はどこも人、人、人、

で、見どころ観光はやめにして、街散策に切り替えたわけ!!





路面電車に乗って新市街に行ってみたり



バザールに出かけてみたり、ガラタ橋名物のサバサンドを食べたり!!



ちょうど断食月のラマザンも19日で終わり、ラマザン後の祝日らしく、ほとんどの店が閉めてたりするけど、それはそれでたぶんいつもは人で溢れてるであろうところが閑散としてるのもまたいいんじゃないかと思ったりもする

ただここのところ雨続き。。。



外に出れないわけじゃないけど、1日に数回雨にやられる。。。

新市街の一等地を歩いているときも雨にやられ、ビルの軒先で雨宿りしていると、そこにオフィスを構えるオジサンに誘われオフィスでお茶をごちそうになった

トルコのミュージシャンや芸術家をマネージメントしてる会社のオフィスだけにそれっぽい感じで洒落てた!!



こんな感じで数日が過ぎ
あと数日こんな感じで過ごしてギリシアに向かうことになる



アテネ行きのバスのチケットは予約した

中東編もここで終わり、ついにヨーロッパ編が始まる

貧乏はツライ。。。これを痛感することになりそうだ!!

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人は何かをあきらめる時、とにかく言い訳をする

ヨーロッパではドミトリーにも泊まらなきゃいけないからとか
公共交通機関を使うと周りの人に迷惑がかかるからとか

確かにそれも間違っていない

トルコに入ってから旅のスタイルも少し変わった
これからヨーロッパに入ってしまえばもっともっと変わっていくはず

旅を始めて9ヶ月、リアルな話、所持金も半分近くになってきたんじゃないかと思う
今までみたいな無計画なのんびりペースで旅をするわけにはいかない



ヨーロッパを抜けて南米まではたどり着けるはず、たぶん。。。
しかし、しかし、そのまま南米に行ってしまえば、日本に帰れないなんて事にもなりかねない!!

そもそもが世界一周を目的にしてたわけでもないから、お金がなくなれば帰ればいいんだけど
ここまで来たらやっぱり欲も出てくるもんで、南米も行ってみたいなー?できれば帰りにハワイでも?なんてことも考えたりするわけ

とにかく今までみたいに一日中ギターを弾いてボケーっとしてる時間はないんだ!!
ドミトリーにも泊まり、市内バスや地下鉄に乗って節約しながらサクサク移動して行かなきゃならない!!

だから、だからでもないけど。。。

むし暑いバンコクの屋上で弾いてたギター
バンビエンで山を眺めながら弾いてたギター
ラダックで標高5000mを一緒に越えたギター
税関でケースの中身はライフルか?と言われたギター
バスや電車の待ち時間に弾いてたギター

ギターのおかげで巡り合った出会いもあった

だけどここでお別れだ!ひと足早く帰国しろ!!

ホントはもっと世界中連れていってやりたかったけど、ここらが限界。。。
あんまり弾く時間もないのに、あんなにクソ重い物持って旅してられねー!!

ゴメンよ。。。

でも、南米に着いたらこれに懲りず小さめのギターを買おうなんて考えてたりもする
やっぱラテンの国には音楽が必要だろう??

ギターはなくてもココロはいつもロックンロール!!

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トロイの木馬

トルコのバスはサービスがとにかくイイ!!
バス会社にもよるがだいたいの場合、お茶やコーヒー、さらにはちょっとしたお菓子まで出てくる

そしてなによりもバスが安全運転で運行している!!

東南アジアやインドの荒いバスに慣れてしまっているおれとしては、もうちょっとスピード出してもいいんじゃないかい?なんて思ったりもするぐらい

世界一クレイジーな運転をするのはインド人だな。。
無茶な追い越しを通りこして無謀な追い越しをかけるもんだから、もう車線なんて完全無視だし悪路だろうが山道だろうがとにかく前へ!前へ!速く!速く!それしか考えてない!

ああ、バンコクのタクシードライバーもスピード狂が多いな。。。

パムッカレからチャナッカレまで10時間かかったけど、インドのバスならきっと7時間と30分ぐらいで着いたんじゃないか?なんて思ってしまう

チャナッカレとかパムッカレとか似たような町の名前が続く、チャナッカレといえばトロイ遺跡なんだけど
もちろん遺跡を見るために立ち寄ったわけでもなく

ただ、イスタンブールまで長時間バスに乗るのが嫌だったから経由地として選んだだけ!

おそらくこの町に来るツーリストのほとんどがトロイ遺跡に観光に行くんだろうけど、遺跡には飽きてるので行かない

ハリウッドから寄贈されたとかいう映画で使われたトロイの木馬を見て観光終了



でも町の感じはなかなか気に入っている



これぞ港町って感じ



港の前の広場にはカフェが並んでいて、休憩がてらに軽く食事やお茶も出来る
ただしケバブ屋ばかりなのでそんなに軽い食事でもないが。。。



夜なんかは海沿いの洒落れたレストランで夕暮れの海を眺めながら新鮮な魚も頂ける





もう夏も終わりだ
夜は半袖じゃ肌寒く、そろそろ衣替えをしないと服がない
夏物をキレイに洗濯して、バックパックの底につまってる長袖をひっぱり出さないと。。。

さぁ、これから中東編も大詰めを迎える!!

アジアとヨーロッパの架け橋 イスタンブールへ!!!

だけど、気まぐれなおれは地図をなんとなく眺めてておもしろいことを思いついた



チャナッカレから海峡を渡れば半島に辿り着く
そこから少し行けばギリシアとの国境だ
情報はまったくないが町はあるようだし、イスタンブールを通らずギリシャ国境を目指すというルートもおもしろそうじゃないかと相棒に提案してみたけど

一撃で却下!!



ということで予定通りイスタンブール行きに決定!!

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夏の終わりに雪景色

行ってきました石灰棚!!

TVなんかで見る限り、白とブルーのコントラストが幻想的な不思議な場所

そんな異世界のような景色はもう目の前だ!!
久しぶりにちょっぴりワクワクする

パムッカレの町から見ると雪が積もった冬景色のようにも見える



町から歩いて5分ぐらい行けば、そこに広がる不思議ワールド!!



自然が造り出した奇跡の産物



なんだけど。。。。

観光客多すぎぃーーー!!!!!!!!





パムッカレの町、着いた日の夕方に歩いた感じじゃ、閑散としてるし、ツーリストももちろんいるにはいるが、そんなに多く見かけなかったもんだから、ちょっとビックリだった

どこからともなく大型バスで乗り付けた団体様が次から次へとやってくる



めずらしく楽しみにしてた場所だっただけに、一気に気分が冷めてしまった

それによく見ると景観を守るために石灰棚に流れ込む温泉の水量を調整してるらしく、ホースがあったりするのも残念



そりゃそうだよなぁ。。。
だってここはやっぱり有名な観光地

ローマ遺跡が沈む温泉があったりするわけだし。。。





まぁ、温泉上りにビキニ姿のまま遺跡観光してるお姉さんがけっこう多くてちょっとおもしろかったけど!!



白とブルーのコントラストよりも遺跡にビキニの方がよっぽど不思議ワールドかもしれない

なんとなく人の多さに圧倒されてしまった石灰棚だった



もう少しゆっくりしてから次の町に行こうかと思ってたけど、なんにもない小さな町ですることもないし、さっさと次に進むことにする

パムッカレで一番印象的だったのはお世話になった宿の食事がめちゃくちゃ美味しかったことかな?

非常に良いお宿です!!インターネットも無料で使い放題だしねー!!
庭に小さいプールもあるけど、この二日ほどでちょっぴり肌寒くなってきたので利用せず。。。

夏ももう終わりだねー。。。

ちなみに今夜も食事をお願いしたので、ものすごく楽しみにしている!!

晩メシまであと1時間。。。腹へったぁーーー!!!!!!

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折れる心

重い腰を上げると決意した翌日、なんと雨が降った



雨のせいで細くもろい決意はポッキリ折れてしまい移動せず

バスのチケットとかを予約してたわけじゃないから、わざわざ雨の中バックパックかついでバスターミナルまで行って、着いた先で宿探しなんてやってられねー!!

というかそれ以前に、買いだめしてたビールが余ってて、捨てるのももったいないから夜中にチビチビやってたら、なんかだんだん翌日の移動がめんどくさくなってきて。。。

明日の移動やめとこうか?

と、まぁそんな考えが頭に浮かんできて、そのままイイ気分で荷物もまとめず眠っちまったわけ

で、翌朝起きてみたら雨だったって感じ



結局、アンタルヤに8泊してパムッカレへ!!

パムッカレまではデニズリでミニバスに乗り換えて4時間ほど

トルコ有数の観光地だけにまたカッパドキアの時のような事が起こるんじゃないかと心配してたが、今回はスムーズに移動成功!!

カッパドキアはあっさり諦めたけど、ここはどうしても行ってみたい場所!!

おれの中ではトルコの観光地といえばここだと思っている

白い石灰棚にブルーの水

今日は着いたばかりなので、明日あたり行ってみようか!!

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