カレーの国

理由の説明もなしに飛行機は一時間遅れで飛び立った！！

乗客のほとんどはインド人・・・。
すでに機内からアウェイ感たっぷりだ・・・。

フライト時間は約三時間。

インドに到着。

時計をタイより1時間30分戻して、日本との時差は三時間半。
通貨はルピーRs(1Rs=約2円)

空港を出てすぐにうさんくさいタクシードライバー達に囲まれる。
そう、この感じ、これがインドだ！！
プリペイドタクシーだと言いながらも、相手にする様子を見せないとどんどん値段が下がってくる。
ご丁寧に台帳のようなノートを持っていたが、おそらくは偽のプリペイドタクシーだろう。

結局、偽プリペイドタクシーと交渉の末、最初の言い値の半額で乗ることにした。

目指すはコルカタの安宿街　サダルストリート！！



とにかくコルカタの交通状況は最悪だ・・・。
渋滞、渋滞、渋滞・・・。
みな、我先へとクラクションを鳴り響かせながら強引に割り込んでくる。
インドの車はクラクションが一番最初に故障するんじゃないかと思うぐらい鳴らしまくってる！！



インドの宿は汚い・・・。

サダルストリートで客引きのオッサンに連れて行かれた“キレイ”な宿にチェックインした。
その“キレイ”な宿はバスルームはカビ臭いがちゃんとシャワーも出るし、トイレの水も流れるし、お湯だってなんとなくお湯っぽいあたたかい水が出る。

泊まるところが決まれば次は食事！！

インドと言えばカレー！



というか、カレーしかない・・・。

日本でいうところの醤油や味噌といった基本の味付けが、インドではカレー味なわけで・・・。
料理や食材によって、スパイスの調合が異なり味の違いがあるのは食べて分かるが、何味ですか？と聞かれれば・・・

やっぱりカレー味！！

スパイスの効いたカレーにはヨーグルトドリンクのラッシーが良く合う。
ラッシーは美味いが油断は禁物・・・。
ヨーグルトだけに腹を壊す確立はなかなか高い気がする。

そう思うとチャイは火が入ってる分、安全かもしれない。

インドのチャイ、これホントに美味い！！

これから先、いろんな場所で毎日のように飲むだろう。

三年ぶりに来たインド、
前に来たときと少し印象が違うように感じる。
理由はなぜだかわからないけど・・・。

前に来た時、嫌いだったコルカタの街も今回はそんなに悪くない感じがする・・・。

でも、特にコルカタの街にいる理由もないので、今夜の夜行列車でダージリンを目指す！！
紅茶が有名なダージリンで飲むチャイはさぞかし美味いんだろうな。。。

Go to インディア！！

インド行きが決定した。

5月26日15時、バンコク発のエア・インディアでインドはコルカタに向かう。
チケットは昨今よく耳にする“eチケット”ってヤツ・・・。
こんなプリントアウトされただけの紙でインドまで行けてしまうのか・・・。



前に訪れてから3年の月日はインドの町をどう変えただろうか？
きっと何も変わってないんだろう・・・。

まるでゴミ箱をひっくり返したような町だったデリー・・・
公衆便所の汚さは天下一品だった（ホントに想像を絶する）。
牛、オッサン、犬、リキシャ、とにかくスゲーとこだと思った。

もうダメだぁーって思うぐらいヒドイ下痢をした国、インド・・・。
うさんくさいオヤジたちと毎日のようにぶつかり合った国、インド・・・。
でも、信じられないぐらい親切な人に出会った国、インド・・・。
毎日カレーばっかり食いたくないって発狂しかけた国、インド・・・。
いつも街角や列車で飲んだチャイの味を思い出す国、インド・・・。

良くも悪くもインドには思い出がいっぱい。

あれから三年、またおれはインドに行く。
前回の旅では強烈なインドに圧倒されたおれは今回どんなインドの旅をするだろうか？
これは自分でも楽しみなところだ！
きっと些細な事でインド人とガチに言い合いするだろうし、オナカを壊してダウンする事もあるだろう。

たかがインドに行くぐらいで大げさだなぁ、なんて思われるかもしれないが、おれにとってはインドに行くのはそれなりに気合がいる。

ここからが旅の本当の始まりだというぐらい気持ちを引き締めて行くつもりだ！！

残すところバンコクに滞在出来るのもあと3日。
残された時間をたっぷりとダラダラして満喫している・・・。



本当はチャン島やカンチャナブリーといったバンコク近郊エリアに行くつもりだったけど・・・。
なんせ雨のせいで移動する気がスッカリなくなってしまった。

だって、さっきまで晴れてると思ったら急に雨雲が立ち込めて来て大雨が・・・。



インドもこんな感じで雨季なのかな？
インドの道に雨水が溜まって・・・
下水が溢れ出して・・・
牛のウンコがプカプカ浮いて・・・

その中をサンダルでビショビショになりながら歩いて、さらにうっとおしい客引き達を相手にしながら値段交渉や宿探しか・・・。

まっ、それも悪くない！！

行くぞー！！インド！
待っとけボケぇぇぇぇーーーーーーー！！！！！！

世界を釣る 第二弾

インドビザゲット！！
6ヶ月のマルチエントリーが取れてしまった・・・。

おれもインドに呼ばれてたみたい・・・。



ビザ待ちの間って、パスポートを預けてるもんだからどこにも行けない。
連日のように雨も降っていたので、外出もあんまりできないし、湿気が多く部屋にいても気持ちが悪い。

晴れた夜なんかには王宮前のガラクタ市を覗いたりなんかしながら毎日を過ごしている。



だいたいは途中で雨に襲われ急いで引き返す事が多いけど・・・。

新しい発見といえば
ガラクタ市にハンバーガーの屋台が出てること！！



これがまた美味しくてジャンクフード好きにはたまらん感じ。

ダラダラし過ぎてたからか、気候のせいか、はたまた屋台の水をガブ飲みしたからか、それとも知らない人からもらったキャンディーを食べたからか・・・、とにかく理由は不明だがまた体調を崩した。

今回は突然強烈な胃の痛みに襲われ、食べた物は吐くし、水すらまともに飲めないような状態が2日ほど続いた。

でもあっさり回復。

いったいなんだったんだろうね？
いやー、しかし苦しかった！

と、まあ話は変わって

今、バンコクに弟とその友達が遊びに来ている。

ふと時間が出来たからフラっとバンコクに遊びに来たみたいだ！！

これはなかなかおれ的にも都合が良かった。
散々探したが見つからなかったインドのガイドブックや、文庫本、ギターの弦などなど、差し入れを頼むことが出来たからだ。

まぁ、探し物ってのはあきらめた時には見つかるもので、弟に連絡を入れた翌日、カオサンの本屋にあっさりインドのガイドブックが置いてあった・・・わけで。

とにかくこの数日は弟たちと合流して楽しくやっている。
買い物に行ったり、ゴハン行ったり、釣りに行ったり・・・。

そう、また釣りに行ったのだ！！

おれも弟もその友達も釣り好き。

世界を釣る　第二弾！！

今回は大物が上がるというブンサマラン・フィッシング・パークに行って来た。
入場料1000Ｂ(約3000円)、貸し竿500Ｂ(約1500円)とかなりハイプライスだが“アベレージ10kg”(インターネット調べ)という言葉が男達のロマンに火をつけた！！

超運転の荒いバンコクのタクシーを飛ばすこと約一時間。
ブンサマラン・フィッシング・パークに到着。

釣堀内にはレストラン、釣具屋、売店、マッサージ屋、ゲームセンターに宿泊施設のコテージまであり、かなりの広さがある。

竿を借りてさっそく釣りを開始。
エサはパンとココナッツミルク(このへんが東南アジアらしい)を混ぜた練りエサ。

釣りを始めて早々に隣で釣ってたタイ人のオヤジにヒット！！
おれたちが見守る中、水面に姿を現した魚は1mを越す巨大魚・・・。

デカっ！！！！！！！



これで一気にテンションが上がった。

隣のオヤジにご指導を頂き、エサをパンからオヤジも愛用してる米のエサ(米ぬかに水を混ぜてグッと握り団子状にした物)に替えてチャレンジ。

さっそくおれにアタリがキタっ！！



まるで地球を釣ってるような重さ、ホントに魚がかかってるのか！？
でも残念ながらラインが切れてしまい取り逃がした・・・。

逃がした魚は大きい・・・。

親切な隣のオヤジに仕掛けを分けてもらい再チャレンジ！！
どうやらこのあたりから釣りの神様がおれの元に舞い降りてきたようだった・・・。

仕掛けを交換してすぐにアタリが来たが、今度は針が外れて逃してしまった・・・。
かなりデカイ釣り針がひん曲がるほどの魚のパワー。

そしてついに三度目の正直で釣り上げた！！
ラインを切られないように注意しながら、魚とのファイト。
リールを巻いても巻いても、どんどんラインが出ていく・・・。
20分ほど格闘の末、ついに水面まで引っ張り出した！！

デカっーーーー！！！？？？



こんな魚今までに釣ったことねー。
体長1mを越すメコン大ナマズ！！

誰かが釣り上げるとみんな本気になるもので、弟たちの目の色も変わった。

しかし、神が舞い降りたおれは止まらねー！
他のふたりの竿がピクリともしないのに、おれは連続ヒット。



さらに3匹目もヒット！
さすがに三匹目になるとこっちの体力も消耗していて、かなりしんどい。
手前に引き寄せるまではなんとかなるが、水面まで引っ張り出すのに魚も最後の抵抗をするので、こっちも足をふんばって必死に絶える。

ビッグフィッシュゲット！！



結局、暗くなるまでねばって釣果はおれの3匹だけ。



お疲れ様でした！

インドがキミを呼んでいる

最近、よく雨が降る・・・。
ゲリラ雷雨に襲われる時もあれば、一晩中降り続くような日もある。
ついに雨季が始まったのだろうか？？



現在、バンコクでインドのビザ待ち。
大使館に行くのが面倒で旅行会社に手数料払って頼んだ・・・。

旅を始めて5ヶ月、先はまだまだ長いので出来ることは自分でやって少しでも節約した方がいいんだろうけど、近頃なぜか財布のヒモがゆるゆるになってきた・・・。

だって東南アジアで数百円の節約は大変だけど、ヨーロッパや物価の高いエリアに行けばタバコも買えないぐらいの金額だ・・・。

どーでもよくなってきた～！

なので金で買える楽を買ってしまった・・・。

インドビザは6ヶ月のマルチエントリー(ビザ有効期限内なら何回でもインドの出入りが自由)が取れると思ってたけど、旅行会社の話だと「時々、3ヶ月のシングルエントリーしか取れない時もある」との事だが、なにその“ときどき”っていう曖昧な表現・・・。

まぁ、たぶん6ヶ月が取れると思うけど・・・。

もしシングルエントリーしか取れなかったら、ネパールにフライトしてインドに陸路で入るルート。
マルチエントリーが取れたらインドにフライトして陸路でネパールに入り、再びインドに戻るルートで行こうと思う。

その“ときどき”ってヤツに旅のルートを託してみようと思う。

おれは今回の旅でインドは絶対に外せない場所だと思う。
過去に一度インドに行った時、インドというスーパー個性的な国に完敗したように感じた(特に大きなトラブルがあったわけではないけど・・・)。
それから三年経った今回、なにがなんでもインドにリベンジをかましたい！！

でも彼女は違った・・・。

もうインド(特に北インド)には二度と行きたくない・・・。

おれが北インドを旅してる間、彼女はオーストラリアに行って来るという話でまとまっていたのだが・・・。

どうにもこうにもオーストラリアの観光ビザが出ない・・・。
ビザ申請に銀行の残高を証明する書類が必要だったが、そんなモン持ってるはずもねー！！

大使館に問い合わせても、エージェントを通しても、その書類がないとビザが発給される可能性は低いとの事だ・・・。

残念でした！！

きっとインドがキミを呼んでいる・・・。
インドからは逃げられない！！

カオサンロードの不思議

ビエンチャンのクソ宿ではなぜだかミュージシャンとの出会いがある。

今回はアコーディオン奏者との出会い。

ラテンミュージックを愛するイタリアーノからラテンの“マイナー・スウィング”なるコード進行を教えてもらい、ギターとアコーディオンでジャカジャカ！！
おれの乏しい英語力と貧相な音楽知識じゃ詳しい事はわからないが、要はマイナーコードでスウィングするって事だろ？
「ホテル・カリフォルニア」もラテンミックスで一緒に演奏。

このイタリア人、バーやレストランで演奏して稼いでるだけあってめちゃくちゃに上手い！！
宿の向かいのバーのお客さんから拍手は起こるし、道行く人々も足を止めて聞き入るぐらい。



また新しい音楽との出会いを経験してタイへ二回目の入国。

久しぶりのバンコク、そしてカオサンロード！！



いつもの宿のスタッフ達は相変わらず愛想が悪い・・・。
いつも行ってたコンビニの夜勤の女ボスは相変わらず怖い顔をしてる・・・。
隣の宿の門番のハスキーな声のオジサンは相変わらず何言ってるか聞き取れないけど、やっぱり知った顔があるのは嬉しい！！

久しぶりに地元に帰って来たのと同じような感覚なのかな？

バンコクに戻ってまず最初に伸び放題の髪をカット。
スッキリ坊主頭に刈上げようかとも思ったが、どうせまた伸びてくるので伸ばしていくことに決め(もうすぐでひとつに束ねられそうだから・・・)、ボリュームダウンだけしてもらう事にした。

根元からガッツリとセニングシザーを入れられ10分ほどで終了。
過去にヘッポコ美容師見習い経験のあるおれとしては、なんちゅー切り方するんじゃー！！って思うが、カットしてもらって300円弱なんだから文句は言えない・・・。
もちろんシャンプーはおろかカット後にシャワーで流してもくれない。

そして生活用品の買出し！！
シャンプーとかハミガキとかインスタントコーヒーなどなどをスーパーで買っていると知った顔を発見。
今回の旅の始まりである上海行きの船で一緒だった人！！
まさかまさか、バンコクでバッタリ会うと思わなかったんでビックリ！？

買い物を終えスーパーから出てまたビックリ！？

また船で一緒で上海でも同じ宿に泊まってたご夫婦にバッタリ再会！

信じられないような再会が当たり前のようにあるカオサンロードの不思議。

次の目的地、インド、ネパールへの旅の準備も少ししている。
旅行会社を数件回りフライトの料金を調べて料金比較！！
ネパールのガイドブックは頂き物があるのでいいのだけど、インドのガイドブックが見つからない！

必要ない時は本屋で見かけてたのに、いざ必要な時に限って探し物は見つからないものだ・・・。

カオサンロードの本屋を軒並み調べたが置いてない・・・。
日本人エリアのスクンビットまで足を運んだが発見出来ず・・・。

バンコクからネパールに飛んで陸路でインドに入るか、それともインドに飛んで陸路でネパールを通り抜け、再びインドに戻るか、どっちのルートで行くか悩み中・・・。

インドとネパール二冊のガイドブックとにらめっこして考えようと思ってたんだけどなぁ・・・。

う～ん、とにかくインドビザはバンコクで取っておこう。
申請するのに大使館行くのめんどくさいなぁーーー！！