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World Journey ~旅路ニ季節ガ燃エ落チル~

2008年12月12日 大阪から上海へ船で渡り始まった旅 1年6ヶ月の旅路を終え 2010年6月9日に帰国 ~旅路に季節が燃え落ちた~ *気ままにブログ更新中*

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ティーチャーズハウス

マレーシアの首都クアラルンプール



謎の“BNE”が参上してる街



チャイナタウン、喧騒





毎日のように降る雨、安宿の独房のような部屋、体にまとわりつく湿気、噴き出す汗、不快指数は限界突破

どうもいまいちしっくりこないのは気候のせいだろうか、それともチャイナタウンの喧騒か?



通りを埋め尽くす露店、偽物の腕時計、偽ブランドバッグ、群がる人の波



「なあなあ、クラビでもシバキにいけへん?」

ペナンで友達になった南アフリカの先生からの一通のEメール

先生!!それ、めっちゃナイスアイデアですやん!?

旅の終わりはBKKか?やっぱり、そこは譲れない!!

先生が住むのはタイ南部の町、ナコン・シー・タマラート、クラビより西でハジャイより北、スラタニーよりは南

独房のような部屋で湿気に取り付かれてるよりは移動した方がマシ!!
ぜんぜんクアラルンプールから帰国しようなんて気にならない

長距離バスターミナルへ出向き、タイ行きの国際バスをチェック
どうやらハジャイ行きがあるそうなので、さっさと予約し、翌朝にはクアラルンプールを出発した



今回はトラブルなんてぜんぜん期待してないから・・・、という時に限ってトラブルというものは起こるもの
確かな理由はいまいち分からなかったが、当日の朝、なにかしらの問題が発生し、マレーシアナンバーの乗り物はタイに入国出来ないのだという

そんなこと、国境を目の前にして言われても困るんですけど・・・

行けないものは行かないわけで、それはしかたない!

で、国境からハジャイまでの乗り物は用意してくれんのかよ?
もしくはその分のキャッシュバックとか、それなりの対応をヨロシク!

国境でバスを降ろされ、ハイ、サヨナラ!

困ったことに国境からまさかの徒歩移動!?ハジャイまで歩けるはずもねぇー
とりあえず、メインロードらしき道をトコトコ歩いてみたが、疲れた

困った時は休憩、休憩、セブンイレブンで休んでいると、イミグレーションのオッサンが追いかけて来た

まさかの入国拒否!?

と内心あせったが、どうやら入国書類の記入漏れがあり、確認のためわざわざやってきたようだった
ついでだからオッサンにハジャイに行きたいと伝えると、うまい具合にセブンイレブンのすぐそばからヴァンが出てるそうだ

ヴァンに乗り込みハジャイへ!!

町の中心らしきとこで降ろされたが右も左もわからねぇー
それなりにデカイ町っぽい、目指すナコン・シー・タマラート行きのバスなりなんなりがありそうだが、時間も遅いことだし、とりあえず一泊するために宿探しにプラン換え



右も左もわからないから、直感に従い右へ
どうやらこの日のおれは調子がすこぶる良い様子、アッサリ安宿にありつくことが出来た

ひさしぶりに戻ってきたタイ!!これ!これ!この感じ・・・



やっぱりタイなんだよな、タイランド!!

明けて翌朝、バスに乗り込みナコン・シー・タマラートへ

ハジャイのバスターミナルから出発したもんだから、てっきりバスターミナルに到着するもんだと思ってたら、またもや右も左もわからぬ路上で降ろされた

そんなこともあろうかと、ちゃんと携帯番号を教えてもらっている

さっそく電話をかけ待ち合わせを、目立つショッピングモールと決めた



旅には出会いがあり、別れがあり、再会がある!!



なんだか不思議だなぁーって思う、たまたま偶然居合わせた者同士、たまたま偶然言葉を交わし、たまたま偶然話があって、たまたま偶然友達になって、こうしてまた違う場所で再会する

旅の出会いは一期一会なんて言うけれど、たまには二回目もあるみたい

おーっす!先生ぇー、ひさいぶりぃー!!

タイのよく知らない町で南アフリカの先生たちがシェアするティーチャーズハウスにホームステイさせてもらえることになったおれ



すんません、お世話になりまーす!!

先生の友達は先生、そのまた友達も先生、そのまた友達もやっぱり先生

ナコン・シー・タマラートにいる外国人で先生じゃないのはおれだけかも?

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嗚呼、果てしない大都会

首都クアラルンプール、KLなんて呼ばれたりもする

嗚呼、果てしない大都会



ここが旅の最終目的地なのか?
日本行きの航空券を購入してついに帰国か?
それとも、まだ先に進むのか?
それとも、やっぱり旅の終わりはあの土地か?
それとも、それとも、それとも、それとも・・・

ある朝、キャメロン・ハイランドのドミトリーで目を覚ましたおれは、荷物をまとめバスターミナルへと急いだ

そこでクアラルンプール行きのバスチケットを購入しバスへと乗り込む

特にクアラルンプールに興味があったわけでもなく、ただ移動しようという気になっていたからどこでもよかったのかもしれない

また前回のようなちょっとしたハプニングを心のどこかで期待しつつ、今回も突然的なローカル移動だったが、すべては順調に進み、出発して5時間後にはクアラルンプールのバスターミナルへと到着していた

バスターミナルから安宿街のあるチャイナタウンへは少し距離があり、市バスを利用



同じバスに乗り合わせたサラリーマンバックパッカーの営業主任さんとともに、チャイナタウンで宿探し



何気にマレーシアに入って初めて日本人旅行者に出会った
今、日本はゴールデンウィークなのか!そんなことすっかり忘れていた・・・



チャイナタウンの入り口に程近い大箱のゲストハウスにチェックイン
さすがに今回は個室を取ったが、窓もなくまるで独房のような部屋でやや気が滅入る

その夜は営業主任さんと久しぶりの酒盛り、ビールのアテにはカエル料理
初めて食ったカエルの肉だったがけっこう美味い
ちょうどトリ肉と魚の中間ぐらいの感じで、特にクセもなくおいしく頂けた

営業職だけに仕事上のお酒の席も多いのだろう、おれだって元飲食店従業員だけにお付き合いで飲む機会は多い
お互いにそんな感じだから「もう一本いきましょうか?」「そうっすね!じゃあ・・・」と空瓶の数は増えていく
おっさん臭いしつこい飲み方でウダウダと夜は更けていく

お会計、驚きの金額!!

マレーシアで飲みすぎると危険だ・・・

さて、クアラルンプールの見どころといえば?どこだ?
きっとガイドブックを開けばそれなりにいろいろ載ってるんだろうが、感じる旅にガイドはいらないっしょ?

そもそも、そんなに観光に興味もなかったり・・・
イージーに行こうぜ!イージーに!!

チャイナタウンから一歩大通りに出てみると目立つヤツ、発見!!



どこかで見たことがあると思えば、京都タワーによく似てる
白亜にそびえる塔を目指して、いざ行かん!!



目印があるから迷うはずはないのだけど、間違えてちょっぴり迷いこんだその先にはインド世界



不思議の国のマレーシア



真下から眺める白亜の塔は京都タワーより随分高い気がした



さらにもういっちょ!目立つヤツを発見、ツインタワー!!



さすがにこれは知ってる、大都会クアラルンプールを象徴する有名な建物だ
TVか何かで見たことがある気がする





地階はどうやらショッピングモールになっているようで、無縁な高級ブランドが並んでいる



それでも涼みがてら中に侵入してみたりはするわけ・・・
まっ、敷居が高すぎて買い物なんて絶対できないんだけどね・・・



ツインタワーの周りは緑地公園になっており、都会の中のオアシスといった感じ



木漏れ日が木漏れまくって、なかなか良い感じ



こういう場所、女の子と散歩なんかしたらさぞ楽しいんだろうな、と妄想を廻らせながらひとり散歩

クアラルンプール、大都会、ビルの森、これだけか??



今、マレーシアは雨季なのだろうか?今もそとは大雨だ・・・

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モーニングウォーカー

天気は快晴、おれ元気!!



午前中の天気はすこぶるよろしい
澄んだ空気に青い空、小高い丘のゲストハウスからの朝の景色は気分がイイ!



だけども午後からちょっぴり天気が崩れる
デッカイ雲がやってきて、時折雨が降ることも・・・



避暑地キャメロン・ハイランドでの滞在地はタナ・ラタと呼ばれるツーリストエリア
そうそう広くないエリアにバスターミナル、宿泊施設、銀行、郵便局、食堂、レストラン、スターバックスに土産物屋まで揃ってて、特になんの不便も感じない





公園なんかもあって、ゆっくりしたりギターを弾くにはいい環境
気候もスゴく過しやすく、昼間半そでで出歩いても、寒くも暑くもなく快適、さすがに夜は少し冷え込むが上着を一枚着込めば問題ない、ただし深夜、明け方の強烈な冷え込みはホームレス時に経験済みなので、野宿はオススメしない・・・



唯一、不満があるとすれば、今現在もドミトリーに泊まっているということ
まさかアジアの旅でドミトリーに泊まるなんて思ってもみなかった・・・

おい!隣のベッドのねぇーちゃん、イビキがうるせぇーんだよ!!

とはいえ一度荷物を降ろしてしまうと宿を変えるのも面倒だし、女将さんに親切にして頂いたというのもあり、そのまま滞在している

おかげでさまで超健康的な生活だ、毎日朝の7時起き!!

ホントはもうちょっと寝たいんだけど・・・、ルームメイト達がみんなそれぐらいの時間に起き出すので、おれも一緒に目が覚めてしまう・・・

起きてしまえば部屋にいても気まずいだけなので、さっさと支度を済ませて外出
特になにかするわけでもないので、午前中の天気のいい間はただひたすら散歩、散歩、散歩

タナ・ラタから足を伸ばし、別のツーリストエリアのブリンチャンへ



山道を徒歩一時間



峠の茶屋でひと休みしてブリンチャンに着いたが、タナ・ラタと同じような感じ



ここでも発見、インド寺!!





さらに中国寺も発見!!





寺へと続く道、ひとりの修行僧が一歩ずつ地面にひれ伏して、拝みながら登っていた
宗教とはいちいち面倒なモノだな!それって、時間の無駄じゃねぇー?
まぁ、本人様が良かれと思ってやってるんだったら、それはそれでいいけど・・・

ぜんぜん、進んでねぇーぞー!!



本堂にはやっぱり金ぴか仏像



ここには連続ブッダがいないと思ったのもつかの間、本堂の壁一面を埋め尽くす連なりブッダさん・・・、なんでここまでしなきゃ気が済まないのかね?



他のツーリストが訪れてる痕跡はなかったので、大した見どころでもないんだろう
キャメロン・ハイランドのハイライトはどうやら茶畑!!

宿の女将の話ではツアーで行ってもいいけど、ブリンチャンから歩いていけるから行ってみたら?ってことなので挑戦してみることに!

翌日、再びブリンチャンを目指して山道を行く!

道中、クラクションの音に振り返ると、ドミで親しくしてたイギリス人のバイクトラベラーの兄ちゃんだった
どうやらチェックアウトして別の町に移動して行くようで、親指を立てた拳を大きく突き出し、クラクションを鳴らし続け追い越して行った

その後ろ姿、カッコいいぜ!!

こういうのって日本人のおれがやるといまいち様にならなかったりするんだよね・・・
レイバンのサングラスとか葉巻なんかと同じカテゴリーに属しそう

とりあえず峠のメン屋で朝飯
ちょっとビックリのヌードルスープ!!味はまるでベトナムのフォーだ!!
まさかマレーシアでフォーと出会えるとは思ってもみなかった
ちょっと物足りないといえばパクチーが入ってないことぐらいかな??



エネルギーを充電して、さらに歩いていくと看板発見
なに?なに?ブルーバレーまで22kmとな・・・
ガイドブックだったかどこかで目にしたのか、なんとなく聞き覚えのある地名
確か有名な茶畑ってブルーバレーだったような気がする・・・



女将さん、さすがに22kmは歩けないっす!
もしかして違う茶畑のことを言ってくれてたのかな?
出発前にちゃんと確認しておけばよかった・・・

かといって、引き返すのもバカらしいので、わき道にそれて山へ進んで歩いてみた



また看板発見、ジャングルウォーク、あちらへ!と記されている



行ってみようじゃない?ジャングルウォーク!!
笑顔のヤギに見送られ、ジャングルへと突入



ジャングルなんて大げさな書き方してたくせにただの林道だ



さらに奥へと進んで行くと、そこは密林生い茂るジャングル!!



サンダル履きという軽装備じゃ、ぜんぜん無理
地面はぬかるんでグチャグチャだし、けっこう道も厳しい
無理して進んでみたが、途中で道を見失ってしまい終了・・・



つい先日、ホームレスをやったばっかりで今度は遭難者なんてやってられない!
あっさり引き返し、山の周りを散歩することにした



こっちの方が無難、無難!!





たっぷり歩いて峠の茶屋へ
あま~いミルクティーでひと息ついてお疲れ様でした!



これでキャメロン・ハイランドの観光も終わりかな?

結局、茶畑行ってねぇーーーーー!!

まぁ、いいや?

そろそろ、どっか行こうかな?

ドミの部屋に戻っても落ち着かないし、連日ネットカフェに入り浸っている
結局、ドミトリーの一泊分の料金と同じぐらいネットカフェで使ってたら、個室に泊まれるはずなんだけど、今さら引っ越す気もないしなぁ・・・

公園にギターを弾きに行ったりもしてるんだけど、なんせ突然雨が降ってきたりするもんだから、おちおちギターも弾いてられない

ただのデッカイ広場だと思って、昼間っからギター弾いて、ひとり熱唱してたら大量の学生に囲まれちゃった・・・

どうやら学校のグランドだったらしい・・・

なるほど、それで学生っぽい子達がサッカーしてたり、バスケをしてたりしてたわけね!





子供相手でも手抜きなし、目の前でガチ唄い!!

あぁー、部屋戻りたくないなぁ・・・

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ひと晩限りのホームレス

ペナン後半戦、チリチリと晴れた日が続いた
エアコン付の部屋でゴロゴロしてても良かったのだけど、それもねぇ・・・

暑いなら、涼しい処へ行けばいいじゃない!



ということで突然的に次の目的地をマレーシアの避暑地キャメロン・ハイランドへと決めて動き出したわけ、理由としては“避暑地”涼しい場所というだけ

宿のオヤジにミニバスを手配してもらおうと思ったが、残念ながら満席で取れず、一日待っても良かったのだけど、移動しようかという気になってたもんで、ローカル移動で向かうことにした

オヤジに行き方を教えてもらい、まずはジョージタウンからフェリーに乗り、ペナン島の対岸にあるバターワースへ



バターワースからバスに乗り換え、キャメロン・ハイランド行きのバスが出てるイポーへ

ここまでは驚きの順調さ具合で事は進んだ

午前中にジョージタウンを出発し、イポー着は昼過ぎ、オヤジの話だと、ここからキャメロン・ハイランドまではバスで2時間ほどということだったので、昼過ぎのちょうどいい時間に着くだろう、と考えていた

このへんから歯車が狂い始めた・・・
イポーのバスターミナル着、外は大雨、荷物を受け取るだけでビショぬれだ



で、チケット売り場を見つけて、キャメロン・ハイランド行きのバスを尋ねると、夕方5時までないとのショッキングな返答!!

まさかの4時間待ち・・・

どうしようもないので、とりあえずチケットを予約して、メシ!!
メシはいかなる時でも大事だ!!困った時はメシを食う!!



せっかくプランレスにアグレッシブに旅してみようと意気込んでいるわけだし、普段あんまりやらないようなことにでも挑戦してみようじゃないか

バスターミナルで、迷惑を承知のうえ、ストリートライブを敢行!



超絶ギタリスト、もしくは天使の歌声でも持っていれば集客もあるんだろうが、どっちもないうえにヘタクソとくれば、誰も集まって来ないのは当然

ひとりだけ、おれの歌を聞いてくれたのは警備員のおっちゃん、ありがとう!!

ギターを弾いてりゃ、あっという間に時間なんて過ぎ去るもので、キャメロン・ハイランドへ向けてバスは出発

なんとか日が落ちる前に着けそうだと、この時は思っていた

それがどうしたことか一向にバスは進まねぇー!!
避暑地に向かう山道は交通渋滞で車が長蛇の列を作っている

そうこうしてるうちに真っ暗になり、それでも真っ赤なテールランプの列は続く



キャメロン・ハイランドのバスターミナルに着いたのは、もう日付も変わろうかという時間帯、さすがに避暑地の夜は寒い

とにかく、さっさと宿を見つけて寝たい・・・、疲れてる

メインロードの宿を数軒あたってみたがどこも満室、もしくは、そもそもレセプションに人がいねぇー、どうやら着くのが遅すぎたみたい・・・

困った時はメシを食う!!昼に食ったきりだし、腹も減ってる
それに、ノロノロしてたらメシ屋も閉まってしまいそうだ・・・



とりあえず閉店間際の店に飛び込み、食事にありつくことは出来た
メシ屋のおばちゃんに宿の場所を聞いてみたが、どうやら宿を確保するのは難しいんじゃないかという答えだった

この時、知った事実、これによってすべての謎か解けた気がした

今の時期は避暑地のハイシーズン、さらにマレーシアの祝日と重なりスーパーピークシーズンの週末だということ

バスが満室だったのも、交通渋滞に巻き込まれたのも、これですべて納得!

もちろん食後に宿を探したが成果は上がらず、深夜まで営業してるネットカフェを見つけたので、とりあえず逃げ込んだ
なんせ、おれは避暑地の冷え込む深夜に半そで、半ズボンという軽装・・・

着替えを済まし、少し時間を潰し、二回目のストリートライブを敢行!!
どうしようもないもんねー、野宿するっていってもこの寒さじゃ、かなりキツイ!



今まで旅をしてきて野宿の経験ってのはない!駅やバスターミナルで夜を明かしたことは何度もあるけどね・・・
やっぱり知らない外国での野宿ってのは平和ボケしてる日本と違い危険だと思うわけ

もしもだよ、ひとりでいるところを悪いヤツにでも襲われたら、ひとたまりもないしね
腕っ節の弱いおれとしては、単数を相手にしても勝てる自信はまったくない!!

でも、ここは大丈夫そう!!寒い深夜に外にいるヤツなんて誰もいない
人っ子ひとりいない町に、ギターと歌声だけが響く・・・

結局、明け方までひとりライブでがんばってみたが、さすがに限界
眠い、寒いの二重苦、眠りたいが寒すぎて眠れない、ギターも眠くて弾けない・・・

寝たら風邪を引くのは必至っぽいので、眠らないためひたすら夜明けの町を歩き続けた

めでたく日も昇り、そろそろ町が活動を始めたので、宿探しを再開



前夜、満室のところが朝になって空室になってるわけもなく、昼過ぎにもう一度訪ねて来いと門前払い・・・、まだ宿泊客のほとんどはチェックアウトもしてないし、部屋の掃除とかもしなきゃいけないだろうから、当然の答えだと思うけど・・・

さすがに昼まではおれの体力が許さない・・・

小高い丘に建つ、女将さんが仕切る一軒のゲストハウス、ここに救われた

女将さんに前夜の事情を話すと、とりあえずチェックインやなんやらかんやら、そんなもんは全部後でいいから、とにかく少し眠りなさい!とドミトリーの空きベッドをひとつあてがってくれた

ホントに助かった・・・、とりあえずこれで眠れる



弱ってる時の人の親切は身にしみる

宿の女将のやさしい言葉と行動、閉店間際に駆け込んだメシ屋、食後にサービスで出してもらった温かいミルクティー、早朝、不審に歩き回るおれに宿の情報を教えてくれたオジサン

あっ、イポーのバスターミナルの警備員のおっちゃんも歌聴いてくれて、ありがとうな!!

皆様、ホントにどうもありがとうございます

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逆境打破!

とりあえず、ピンチ!!

詳しいことは後日ちゃんと記事にまとめて書くけれど・・・

今現在の状況は非常に悪い
ペナンから離れ、マレーシアの避暑地キャメロンハイランドにいる

深夜2時、さすがにこの時間になるとほとんどの店は閉店し、通りを歩く人影もほとんど見当たらない、そりゃそうだ、真夜中なんだから・・・

さすがに避暑地だけに涼しく快適と言いたいところだが、深夜のこんな時間になると涼しいを通り越して、完全に寒い!!

モロモロの事情があり、キャメロンハイランドに着いたのは夜中

夜中に着くと宿探しが面倒になってしまうもので、移動の疲れもあったりして、とにかく眠りたいもんだから、ちょっとぐらい予算オーバーでも、ちょっとぐらい部屋が不快でもチェックインをしてしまうなんて事はよくある

でもまぁ、なんにせよ宿を確保出来れば問題なし!
とにかく眠ることは出来るんだからね・・・

それさえ出来てりゃ、おれだって深夜2時にネットカフェにいないっての!!

そうなの・・・、宿がどこも満室で・・・

今は避暑地のハイシーズン、さらに今日からマレーシアの祝日が重なりキャメロンハイランドはピークを迎えてるらしい

どうしようもないね・・・

ネットカフェだってもうすぐ閉まってしまうしね・・・

やるか!!ついに旅始まって以来、初めての野宿!!
といいたいところだけど、この寒さの中、外で寝たら風邪引いちまう・・・

寝袋、売らなきゃ良かったなぁ・・・
防寒着もほとんど持ってないしなぁ・・・
バックパックの底の方にジーンズとパーカーがあったなぁ

とりあえず着替えて、朝までストリートライブ!!
人なんかいないけど・・・

それしかないっしょ!?

歌い続けてりゃ、とりあえず体は温まるしね
ギター持ってて良かったなぁー

Let's Rock'n Roll!

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