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World Journey ~旅路ニ季節ガ燃エ落チル~

2008年12月12日 大阪から上海へ船で渡り始まった旅 1年6ヶ月の旅路を終え 2010年6月9日に帰国 ~旅路に季節が燃え落ちた~ *気ままにブログ更新中*

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マハラジャ・マック

暑すぎるバラナシとはさっさとおさらばしてデリーへ!!

たまらん暑さに負けて列車はエアコン付のクラスにしたので、17時間の列車の旅はすこぶる快適だった。

寝台も二段ベッドで広々使えたし、枕にシーツ、夜にはブランケットまで用意してくれる。
しかも、車両ごとにセキュリティーのオッサン(たぶんポリスだと思う)もいるので、外から物売りや物乞いが入り込んで来ないので夜中に眠りを妨げられる事もない!!

ダージリンに行く時に乗ったスリーパークラス(たぶんバックパッカーがよく使うクラスだと思う)だと、なぜか自分のシートにチケットがないオッサンが平気な顔して座ってるなんてことがよくあるが、さすがにこのクラスになるとそういう面倒な事もない。

快適さは金で買える!!

涼しい(ちょっと寒い)車内でぐっすり眠り、インドの首都ニューデリーに到着。

ニューデリー駅前から伸びるメインバザールと呼ばれる安宿街に滞在している。





一国の首都、しかも駅の前から伸びる目抜き通りなのに非常に汚い・・・、そしてやはり牛がいる。

三年前、初めてインドに来た時はこの街から旅を始めた。
正直、その時はとんでもないところに来てしまったと思ったね!!

通りには牛、犬、生きてるのか死んでるのかわからないオッサンが転がってて、ちょっと歩けばうさんくさい奴等にしつこく声をかけられた。

でもそういうのってだんだん慣れてくるもので、インドも二回目だからか牛がいても気にならないし、うさんくさいオッチャン達とも適当に付き合えるようになった。

街にいる牛は前に来た時よりも減ってるような気がするが、それも慣れたからあんまり目に留まらなくなっただけかな・・・?

牛といえば、インドにもマクドナルドはあるんです・・・。

外観や店内は世界のどこにでもあるマクドナルド!!



でもメニューには当然ながらビーフはなく、チキンや野菜のバーガーがあるからおもしろい!!
マハラジャ・マックっていうチキンのハンバーガーがなかなか美味いよ!!

しょうもないことだけど、インドにはマハラジャ・マックっていう冗談みたいな名前のハンバーガーがあるとか、タイではテリヤキバーガーがサムライバーガーと名前を代えて売られているとか、旅をしてるからこそ出来る発見もあるわけだ・・・、別に知らなくてもいいようなどうでもいいことだが・・・。

さてと、デリーも暑いのでさっさと立ち去る事にする。

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連合国軍結成

再びインドへ!!

これがまたなかなかハードな移動だった。
インド、ネパールの国境越えは行きも帰りもしんどいねぇー。

ポカラをバスで早朝に出発し、なぜだかよくわからないがバスを3回も乗り換えさせられ、国境の町スノウリに着いたのは8時間後の午後3時。

バスから降りた途端に客引きやら、なんかよくわからんオッサン達に取り囲まれ、ヤイヤイ言われる・・・。

「両替はどうだ?」「カトマンドゥか?」「ポカラか?」

とにかく「黙れー!!」今、ポカラから来たばっかりだって!!
しかも外は40℃を超す暑さだ・・・。
ただでさえ暑さでイライラすんのに、こいつらのおかげで余計にイライラする。

こういう時、旅行者同士協力が必要。
おれ達はバスで一緒だったフィンランド人のお兄ちゃんと、ブラジル、フィンランド、日本の三ヵ国で連合国軍を結成。

日本代表のおれはひたすら無視を続ける、フィンランドは「おれはフィンランドに行きたい」と連呼、ブラジルは律儀に断りを入れながら近くのレストランに撤退。

ここに連合国軍の作戦本部を設置。

さて、ここから国境を越えて、インドに入りバラナシ行きのバスに乗りたい。
ちゃっかり客引き達から仕入れた情報によると、夕方4時半と5時半にバスがあるらしい。

じゃあ、さっさと国境を越えてバスに乗り込んでしまおうって事でまとまったが、ここで問題発生・・・。
フィンランドの兄ちゃんはインドルピーをまったく持っておらず、しかも現金もなしでカードだけしかなく、おまけにインド側、ネパール側ともに国境周辺にはATMがないときたもんだ・・・。

この状況にこの世の終わりかの如く落ち込む兄ちゃんの姿に見かねて、お金を貸してやることにした。

こういう時の欧米人のテンションの切り替えの早さにはビックリする。
「オォー・ユー・アー・マイ・エンジェル!!」ときたもんだ・・・。

テンションを取り戻した兄ちゃんと共にサイクルリクシャーに各々乗り込み国境までのリクシャーレースが始まった。



金メダルはブラジル!続いてフィンランド、おれは最下位だったね。

国境越えをスムーズに済まし、めでたくバラナシ行きのバスに乗り込む事が出来た。

ガタガタ揺れるバスに揺られて10時間後にバラナシのバスターミナルに到着。

朝に着くって言ってたのに、到着したのはバッチリ真夜中・・・。

揺れすぎるバスでは眠れず疲れてるし、汗とほこりでドロドロの連合国軍に必要なのは眠る処とシャワーとよく冷えた飲み物。

とにかくどこでも良かったので、ホテルの客引きのオートリクシャーに連れられどこだかわからない宿にチェックイン。

あぁー、バスのおつりもらうの忘れてた・・・。
乗り込んだ時に料金は支払ったがおつりは降りた時にって言われて、スッカリ受け取るのを忘れてた・・・。

翌朝、フィンランドの兄ちゃんはお金を返しに来てくれて、またどこかで会おうと約束を交わし連合軍国はこれにて解散。

おれ達も以前来たときに泊まったガンジス河近くの宿に移動し、とりあえずバラナシで落ち着くこととなる。

ヒンドゥー教徒の聖地バラナシ。
ガンガー(ガンジス河)の水で身体を清めれば、すべての罪が洗い流されるんだって、だからなのかこの町にはうさんくさい奴が多すぎる。

安宿やレストランが集まっている路地を歩けばすぐに誰かが声をかけてくる。



「ハロー・ジャパニー・ハッパ?」
「おれの店を見ていかないか?」
「両替するか?」
「コンサートはどうだ?」

とにかく何もいらないから黙っとけ!!

47℃の気温の中、耳元で汗臭いオッサンにゴチャゴチャささやかれたらたまらん・・・。

ガンガー沿いにあるガートと呼ばれる沐浴場で川風に吹かれて涼んでいると、



突然オッサンが近づいて来て「おれは何歳だと思う?冗談じゃなくちゃんと答えて欲しい!!」と真顔で聞いてくる。

はぁ?なんだこのオッサン??

「40歳ぐらいじゃないの?」とおれは答える。

「いや、違う!42歳だ!!」と答えて立ち去って行くオヤジ・・・。

んん~、さすがインド、いやっ、これぞインド!!
まったくもって意味不明・・・。

これがインドのダルイところであり、おもしろいところかもしれないけど・・・。

人が濃すぎるんだよなぁーー!!

とにかく、今のバラナシは暑すぎる・・・。
ガンガーでひと泳ぎしたいが、汚い河に入る勇気はない!!



ホントに暑すぎてまったく何もする気が起きない・・・。

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午後の紅茶

インドのビスケットは美味い!!
これホントの話・・・。
イギリス文化の名残なのかはわからないけど、やたらと美味い!!

だから、だいたい朝ごはんはビスケットとインスタントコーヒー。
ここにきてコイルヒーターが大活躍している。
寒い場所で朝起きて外に出なくても、とりあえず温かい飲み物が飲めるのは嬉しい!
“茶こし”も買ったので午後にはアフタヌーンティーなんかも楽しんでる(もちろんダージリンティーでビスケットも一緒に・・・)。
インドの山奥にいるわりに優雅に過ごしていると思う。

ダージリンに滞在してボチボチ一週間、そろそろ移動しようかな・・?





次はネパールに向かうつもりだ。
ルートとしては、ダージリンからバスを乗り継いでネパールのカトマンドゥまで行く方法と列車でパトナーまで行き、そこからバスでカトマンドゥを目指す方法のどちらかになる。

バスはかなりの長距離を移動する事になるので、とりあえず列車でパトナーまで行ってみて、そこからはまた考えるつもりだった・・・。
インドでの移動はバスよりも列車の方が楽だと、おれは思う・・・。

ダージリン駅に鉄道の予約をしに行ったが、パトナー行きの列車は四日先まで空席なし・・・。
パトナーに行くならバスの方がいいと言われた・・・。



結局、バス移動になるならわざわざパトナーを経由して遠回りをする必要はない!

覚悟を決めてカトマンドゥまで一気にバス移動だ・・・。

ダージリンからふもとの町スィリグリーまで乗り合いジープで約3時間。
スィリグリーから国境まではバスに乗り換えて約1時間。
国境を越えてカトマンドゥまでは長距離バスで約14時間。

渋滞などに捕まらずスムーズに進んでこれだけの時間がかかるらしい。
だいたい“約何時間”なんてアテにならないし、乗換えがすんなりいくとも思えない・・・。

もちろんチケットも予約してないので、行き当たりばったりの移動になるはず。

まぁ、そもそもスムーズに行けるなんて始めから思ってもいないので、バスに乗れなきゃどっかで宿を取って休めばいいんじゃないかってぐらい軽く考えている。

町があればホテルの一軒や二軒はあるだろうし・・・。

ヒマラヤも望めずトイ・トレインにも乗れなかったダージリンだったが、なんだか雰囲気が気に入って長居してしまった。



この町を最後にインドとはとりあえずお別れになる。
まぁまた、ネパールの後に戻ってくるんだけど・・・。

明日、ネパールに向けて出発だー!!

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ダージリンクーラー

ダージリンへ!!

コルカタ シアルダー駅からニュージャルパイグリ駅まで夜行列車。



インドの鉄道で最も盗難などの被害が多いと言われるスリーパークラスに席を取った。
インド人のオジサンも荷物をチェーンでガッツリキープしてる。

移動中、特に問題はなかったのだけど、深夜薄暗い車内でウトウトしかけた頃、突然誰かに腕を掴まれ目が覚めた。
インド人のオカマと思われるガタイの良いお姉さん風お兄さん4人に囲まれていた・・・。
「ハ~イ、スイートベイビー、10ルピー!!」ときたもんだ・・・。

おれの体に触るんじゃねーー!!!!

とまぁ、これぐらいのもんで予定通り10時間ほどでニュージャルパイグリ駅に到着。

ここからダージリンへは乗り合いジープで3時間。
マックス時、狭い車内に12人を乗せてガタガタの山道を登り続けた。

ダージリンの町は標高2000mを越す高地にあるため避暑地としてインド人観光客も多く訪れている。

避暑地だけに涼しいのかと思ったが、どちらかと言うと寒い!!
野良犬も体を寄せ合って眠っている・・・。



そして電力不足なのかよく停電する・・・。
ホットシャワーが必須のこの土地でシャワー中の停電は死を意味する。
そこまで大袈裟なこともないが、シャワー中の停電だけは避けたいものだ!

ダージリンと言えば、有名なのが紅茶、そしてヒマラヤの眺望と世界遺産にも登録されているトイ・トレイン!!

残念ながらトイ・トレインは現在運転を休止中(理由はよくわからないけど・・・)で運転再開のめどはたってないそうだ・・・。

ヒマラヤの眺望もこれまた残念ながら今のシーズンは厳しいものがある。
ベストシーズンは凍えるような寒さの冬が空気も澄んでヒマラヤがくっきり見えるそうだ。

景色はあんまり見えないが霧の中、緑豊かな林の散歩道を暖かいチャイを片手に歩くのもなかなか良くて気に入っている!!



町の中心の広場には夕方になるとなぜがかたくさんのインド人が集まって来て、ポニーに楽しそうに乗ってるオッサン(子供も乗ってるがオッサンもよく乗ってる インド人のオッサンは好奇心旺盛)の姿を見かける!



広場に続く通りには土産物屋などが軒を連ね一日中賑わっていて、ネパールやチベットの物なんかも売ってて興味をそそられる。



う~ん、マンダラが欲しいが高価なうえに持ち運びがねぇ・・・。

ダージリンの町ではいろんな顔をした人を見かける。
インド人はもちろん、少し肌の色が白い人や日本人や中国人のような顔をした人、チベット仏教の袈裟を着たお坊さん、さらに外国人旅行者も加わり、国際都市のような感じ。

町にはチベット料理屋もあって美味しい!
なんせカレー以外の物が食えるってのがいいね。。。

そして、やっぱりダージリンと言えばダージリンティーでしょう!!

茶畑を見るためハッピーバレー紅茶園へ!

見渡す限りの茶畑に山の斜面に作られたダージリンの町の景観も見ることが出来た。



工場見学もさせてもらい親切な作業員に紅茶作りのプロセスまで説明してもらい、“親切な作業員”からはシッカリとチップを請求されるあたりはやはりインドだなといった感じ。



お味の方はというと、正直おれの下品な舌では上品な紅茶の味はわからない・・・。
香りは良いかなって気もするが“リプトン”と変わらない気もする。

ただひとつ確実に言える事は、紅茶とタバコは合わない・・・。

ダージリンに滞在して数日。
楽しみにしていたトイ・トレインにも乗れず、ヒマラヤの景色も霧がかかってスッキリとは見えないが、町の雰囲気は好きな感じで気に入っているのであと2~3日はゆっくりしようかと考えている。



でも、ちょっとだけプロブレム!
着いた初日にアリのように真っ黒い小さなハチに腕を刺された。
この虫の事は勝手に“ダージリンビー”と名づけたが・・・。
コイツに刺された腕がバンバンに腫れ上がり未だに腫れがひかない。
小さいくせにダージリンビーの毒は強い・・・。

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カレーの国

理由の説明もなしに飛行機は一時間遅れで飛び立った!!

乗客のほとんどはインド人・・・。
すでに機内からアウェイ感たっぷりだ・・・。

フライト時間は約三時間。

インドに到着。

時計をタイより1時間30分戻して、日本との時差は三時間半。
通貨はルピーRs(1Rs=約2円)

空港を出てすぐにうさんくさいタクシードライバー達に囲まれる。
そう、この感じ、これがインドだ!!
プリペイドタクシーだと言いながらも、相手にする様子を見せないとどんどん値段が下がってくる。
ご丁寧に台帳のようなノートを持っていたが、おそらくは偽のプリペイドタクシーだろう。

結局、偽プリペイドタクシーと交渉の末、最初の言い値の半額で乗ることにした。

目指すはコルカタの安宿街 サダルストリート!!



とにかくコルカタの交通状況は最悪だ・・・。
渋滞、渋滞、渋滞・・・。
みな、我先へとクラクションを鳴り響かせながら強引に割り込んでくる。
インドの車はクラクションが一番最初に故障するんじゃないかと思うぐらい鳴らしまくってる!!



インドの宿は汚い・・・。

サダルストリートで客引きのオッサンに連れて行かれた“キレイ”な宿にチェックインした。
その“キレイ”な宿はバスルームはカビ臭いがちゃんとシャワーも出るし、トイレの水も流れるし、お湯だってなんとなくお湯っぽいあたたかい水が出る。

泊まるところが決まれば次は食事!!

インドと言えばカレー!



というか、カレーしかない・・・。

日本でいうところの醤油や味噌といった基本の味付けが、インドではカレー味なわけで・・・。
料理や食材によって、スパイスの調合が異なり味の違いがあるのは食べて分かるが、何味ですか?と聞かれれば・・・

やっぱりカレー味!!

スパイスの効いたカレーにはヨーグルトドリンクのラッシーが良く合う。
ラッシーは美味いが油断は禁物・・・。
ヨーグルトだけに腹を壊す確立はなかなか高い気がする。

そう思うとチャイは火が入ってる分、安全かもしれない。

インドのチャイ、これホントに美味い!!

これから先、いろんな場所で毎日のように飲むだろう。

三年ぶりに来たインド、
前に来たときと少し印象が違うように感じる。
理由はなぜだかわからないけど・・・。

前に来た時、嫌いだったコルカタの街も今回はそんなに悪くない感じがする・・・。

でも、特にコルカタの街にいる理由もないので、今夜の夜行列車でダージリンを目指す!!
紅茶が有名なダージリンで飲むチャイはさぞかし美味いんだろうな。。。

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