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World Journey ~旅路ニ季節ガ燃エ落チル~

2008年12月12日 大阪から上海へ船で渡り始まった旅 1年6ヶ月の旅路を終え 2010年6月9日に帰国 ~旅路に季節が燃え落ちた~ *気ままにブログ更新中*

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サマービーチキャンプ

旅をする時、ガイドブックを使うか使わないかは賛否両論あると思う。
ガイドブックなしじゃ不安で旅を出来ないって人もいれば、そんなもん使っちゃ旅はおもしろくないって人もいると思う。

ちなみにおれは使う派。

LONELY PLANETの英語版なんかを持ち歩いていると、いかにも旅慣れた出来るヤツって感じがしてカッコイイ!!
中東のガイドブックはそのカッコイイLONELY PLANETの英語版を使っているのだ。



別に旅慣れた雰囲気を出したいからってわけじゃなく、たまたまネパールの古本屋で安くで売っていたので買っただけ。
中東の国々がざっくり載ってるもんだから、各国の情報量は少ない。
どうせ英語でほとんど意味もわからんし、地図代わりに持ってる感じだ。

とにかく、ガイドブックによるとエジプトのヌエイバって町からヨルダン行きのフェリーが出てるそうだ。

おおよそ外観からはバスターミナルに見えないカイロのバスターミナル(なぜかターミナル内にショッピングモールや映画館が併設されていた)からバスに乗りひたすら砂漠地帯を駆け抜けること8時間。



アカバ湾に面する町ヌエイバに到着。

この町に関しては地図すら載ってなかったので、バスを降りてファーストコンタクトのタクシードライバーから情報収集。
どうやらビーチ沿いにキャンプ場があり、バンガローに安く泊まることが出来るらしい。

ふむふむ、確かにガイドブックにもキャンプ場のことが書いてあった気がする。

タクシーに乗り込み連れて行かれたビーチはロケーション抜群!!



ビーチ沿いにバンガロー!!目の前には海!!なかなかいいんじゃない!!
バンガローもかなりイイ感じのリアルバンガローで雨風は防げない感じ。



そして、どうやら町まではかなり遠い様子。
最寄りの商店までですら歩いて往復一時間以上かかる。。。

まぁ、たまには何もないとこで海を眺めて暮らすのもいいんじゃないかい?



とにかく海しかないもんで、泳いでみたり、体を焼いたり、時間とともに変わりゆく海を眺めてギターを弾いたりして過ごした。

そして、誰だかわからないオッサンがバンガローにやってきては、絵でも描けと言ってお絵描きセットを持ってきたり、海で泳げと言ってはシュノーケリングセットを持って来てくれる。

シュノーケリングはやり放題!!
遠浅の海だけど沖まで泳いでいけばサンゴが広がり、そこはオサカナ天国だ!!
デッカイ魚、ちっちゃい魚、カラフルな熱帯の魚達を体がふやけるぐらいまで泳いで追いかけ回してた。

泳ぎ疲れた後はお絵描きの時間だ。



とはいっても海しかないもんで海の絵しか描けない。。。



夜は月明かりの下、夜風に吹かれながら外で眠り、翌朝朝日の光が眩しくて目を覚ます。



夕方になると、対岸に広がる赤土の山がくっきりと見えてくる。



この時間が一番景色がキレイだ!!!

ここに滞在してる間、時間というものをまったく気にしなくなった。
今が何時だろうとどうでもいい!!
お腹が減ったら飯を食い、海で遊び、夕日を眺めて一日が終わる。

ただそれだけ。。。シンプルに生きるということ。

ただ、こういうところにずっといるとダメになってしまう気がする。
もうこのまま一生ここで海とともに過ごそうか。。。って気持ちになる。

だから、毎日眺めてた海を渡りヨルダンへ!!

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ピラミッドのカケラ

さよなら、インド・・・。

今回のインドの旅、正直言ってめっちゃ良かった!!
またいつかインドに呼ばれる日が来ますように・・・。

インドに別れを告げ、オマーン航空の飛行機は乗り継ぎのためひとまずオマーンのマスカト空港へ。
だいたい飛行機の機内食ってのは不味いのが常だが、めずらしいことにオマーン航空の機内食は普通に美味かったのが驚きだった。

中東に旅をするなら是非ともオマーン航空を!!おれのオススメ・・・。

オンボロ空港を予想していたが、これがビックリ!!近代的なめっちゃ綺麗な空港だった。



飛行機の中で読んだオマーンについて書かれた雑誌によると、オマーンの人々には“良いニオイ”文化があるらしい。
だからなのか、空港内も良いニオイで充満してるし、トイレまでめっちゃくちゃ良いニオイだった。

オマーンって国はいいところかもしれない・・・。
もしいつか機会があったら行ってみようと思う。

そしてマスカトからカイロへ・・・。

ここでもビックリ!?
カイロの街は大都会だ・・・。



東南アジアやインドならとにかく安宿街なんて呼ばれるエリアに行ってしまえば、宿にレストラン、ネットカフェや旅行会社といったおおよそ旅人に必要な物はなんでも揃っているのだが、カイロにはそういうエリアが存在しないのだろうか?

なんか今までとは勝手が違うなって感じ・・・。

ホテルにしても街中のビルのワンフロアがホテルになってて、パッと見じゃそこが宿かどうかもわからない・・・。

まったく初めての国ってのは物価の感覚もさっぱりわからない・・・。
エジプトの通貨はE£エジプトポンド、1ポンドが約20円ぐらい。
着いて早々のどが渇いたので街中の商店で缶ジュースを買ったら5ポンドも取られた。
5ポンドって100円ぐらい!?たかっ!?って思って他の店で値段を聞くと缶ジュースは2ポンドだった・・・。

着いて早々にぼったくられたわけだ・・・。

路地の茶屋でも昨日と今日でお茶一杯の値段が倍ほど違うし・・・。



やってくれるじゃねーか!!コノヤローって腹を立てながらも、それが楽しくもある。

いちいち本気で腹を立てたって疲れるだけだから、こういう気苦労も楽しんでいかないとはっきり言ってやってらんねー。

いつも心にブッダスマイルを・・・。

めんどくさいヤツなんかもテキトーに相手にしながらまずは街歩きだ!!



ツタンカーメンのマスクを見にエジプト博物館へ。



とにかく展示品の数が多い!!
一品につき1分の時間をかけたとして全部見るのに9ヶ月かかるとか・・・。

しかし、博物館ってのいくら歴史的重要文化財を展示してるとはいっても何の知識もない人間からするとただのガラクタだね。
ラムセス何世がどうのこうって、そんなこと知るか!!!!

旅すると、いつも学生時代に英語をちゃんと勉強しなかったことを後悔するんだけど、これからはそれに歴史も付け加えよう・・・。

あぁー、もう少し歴史をちゃんと勉強していれば高い入場料を払ってガラクタの山を見ずに済んだかもしれない・・・。

さて、エジプトといえば誰もがご存知ピラミッド!!





デカっ! 



下から見上げるとホントにデカイ!!
しかも綺麗な三角形を描いているのはスゴイ・・・。



感想としては期待通り期待ハズレ・・・って感じかな。
どこも有名な観光地はそんな感じ・・・。

さすがは有名なピラミッド、ふところの肥えたツーリストを満載した観光バスが何台も止まり、それに群がるようにダルイヤツらもたっぷり集まってくる。



ピラミッド+砂漠+ラクダ=金になる



「ラクダに乗らないか?」ノー、乗らない・・・
「写真をとらないか?」写真はタダなの?
「もちろんだよ、フレンド!」サンキュー!
「ハッピーか?」まぁ、ハッピーかな・・・
「じゃあ、チップを払え!!」イヤじゃ、ボケー!!!!!!!

ラクダもパピルスも猫の置物もピラミッドのカケラも何もいらないから、ほっといて・・・。



まぁ、エジプトに来た限りやっぱりピラミッドは見ておかないとね・・・。



さて、ピラミッドも見終えてしまったので、ヨルダン目指して移動でもしようか・・・。

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メインバザールに雨が降る

首都デリーに戻ってきた。



前回滞在してた時よりも少しは暑さも和らいだ気がする。

ついに雨季が本格化してきたのか?

メインバザールの雨上がりは悲惨な状態だ・・・。
泥を跳ねて進むリクシャーと人の群れ、泥だか牛のウンコだかわからないモノが飛び散っている。

そろそろインドの旅も終わりとしよう。

さてここから・・・。

ムンバイやゴアの方にも行ってみたかったのだが、今は雨季の影響をモロに受けるので最悪のシーズン。

パキスタンとかアフガニスタンとか何ヶ国あるのか知らないけど“スタン”の国々に魅力がないってわけじゃないけれど・・・。
そこらへんを飛行機を使ってすっ飛ばし、エジプトへ!!

デリーに戻ったその足でカイロ行きの航空券をチェック。
一番近い日にちで空席があったのが27日デリー発のオマーン航空。
オマーンの首都かな?マスカット?ムスカット?そんなような名前のところで乗り継ぎをしてカイロに向かうそうだ。

行くと決まれば早い方がイイ!

さっさと予約してしまい、やっぱりなんだか頼りなく感じるeチケットを手にした。

ついにアジアを脱出して中東の旅が始まるわけだ!!
エジプトのカイロからトルコのイスタンブールを目指して進んでみようと思っている。

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ラダックウルルン滞在記

また絶景の中をバスに揺られ17時間、マナリに戻ってきた。
いくら絶景とはいえ二回目ともなると感動も薄れ、ただ激しい揺れとケツの痛みに耐えるのみ・・・。

レーには結局2週間ほどの滞在になった。



実はレー滞在中、強烈な無気力感に襲われ所謂ところの“沈没”のような状態に陥ってしまった。
元々がそんなにアクティブな旅人でもないので日ごろから沈没気味ではあるが・・・。

たぶんラダックまでやって来た事に満足してしまったんだろうね。

初めの数日は町を歩いたり、見所に行ったりしてそこそこ楽しんでたわけ・・・。
ゴンパって呼ばれる僧院で壁に描かれた仏画を見たり、丘の上に建つストゥーパ(仏塔)に行ったりして。







だいたい町も歩き回り終えた頃、何もする気がなくなり、さらには旅をしてて一番の楽しみである食事すらも何をどこで食っても同じような味にしか感じなくなり、食事の楽しみすらなくなった・・・。

このままじゃ無気力にダラダラと崩れていくんじゃないかと思われた時、数日遅れでマナリからやってきたドイツ人カップルに救われた!!

彼らが「車をシェアしてヌブラバレーに行かないか?」と誘ってくれた。
だいたいおれはヌブラバレーがどんなとこでどこにあるのかも知らないし、パーミット(入境許可)も取らなきゃいけないし面倒だなと思い、断るつもりだった・・・。

しかし、「ラクダにも乗れるぞ!!」の一言で口説き落とされてしまったわけ・・・。
まぁ、ラクダに乗りたいとは思わないが、近くで見てみたいのと出来ればタッチしてみたい・・・。

というわけで一泊二日のヌブラバレーツアーに行ってきた!!

おれたちふたりとドイツ人のカップル、さらに当日追加でオランダ人の夫婦を加えて車は出発。

オランダ人はいろんな国の言葉を喋れるなんて話を聞いた事があるが、事実その通り!!
もちろん二人とも英語はペラペラでさらにフランス語、スペイン語、ドイツ語にオジサンの方は中国語も少し喋れるとの事。

しかもこの夫婦、年齢はおれの両親と変わらないぐらいだろうか?とにかくスーパーアクティブで、トレッキングやロッククライミングが趣味、日本にも来たことがあるそうだが、その時も東京から北海道まで自転車で旅したという強者・・・。

世界にはいろんな人がいるもんだ・・・。
ちょっぴりそのアクティブさを分けてもらいたいね。

とにかく車はひたすら山道を登り、世界一高いところを通っている道路へ!!



なんと標高5600m(ぐらいあるらしい・・・)!!
看板にはフィートで記されていたから正確な高さはわからないけど・・・。



そこから山を下ってヌブラバレーへ!!



世界の果てのさらに果てに向かってる感じ。



ゴンパ見学と食事休憩を挟んでついに待望のラクダ!!



やっぱりラクダは砂漠が似合う。



間近で見るラクダはデカイ・・・。
触ると噛まれるよって言われたがスキを見てちょっぴりタッチ・・・!!



これで初日のプログラムは終了し、一泊お世話になる宿に到着して一日目は終了。

またこの宿が最高に良かった!!

家族経営の小さなゲストハウスで周りには何もない、したがってここで夕食と翌朝の朝食をご馳走になる事になった。

食事までの時間、皆お喋りを楽しんだり、本を読んだりと思い思いの時間を過ごしていた。

おれはというと、宿のオバチャンにお願いしてキッチンの様子を覗かせてもらっていた。
オジサンと小学生ぐらいの子供とオバチャンが今夜の食事の準備をしてる様子を見ていると、いてもたってもいられず手伝わせてもらう事にした。

とはいっても料理の邪魔をしちゃいけないから、野菜を切ったり食器を運んだりしたぐらいだけど。

オバチャンは料理の最中ずっと外国人旅行者であるおれたち一行に気を使ってくれている様子だった。

「キッチンの見た目は汚いけど、ちゃんと綺麗にしてるからね」
「この鍋、外側は汚れてるけど中はピカピカでしょ?」
「食事の準備遅れてるけど、みんな怒ってないかしら?」
「特製のラダックスパイスなんだけど、みんな気に入ってくれるかな?」

とにかく、とにかく、何でも気にするオバチャン・・・。
おれはその度に「大丈夫!オバチャン!!誰も怒らないし、日本の鍋も外側は焦げて汚れてるし、おれの家のキッチンの方が汚いし・・・」と気にするオバチャンに笑顔でオッケーサイン!

出来上がった料理をみんなより先に味見させてもらったが、お世辞じゃなく今まで食ったベジタブルカレーで一番美味しかった。

このオバチャン特製ラダックスパイス入りベジタブルカレーは食卓でもみんなから大好評!!

おれは心の中で「やったね!おばちゃん!!」とガッツポーズ!!

人のことを思って作った料理には魔法がかかる!!

食後、おれはキッチンでチャイの作り方を教えてもらったり、ちょっぴりシャイなオジサンに呼び出されお酒までご馳走になった。

オジサンからもらったラム酒で少し酔っ払い、ふと見上げた夜空には満天の星空。
「今夜の星は綺麗だね」なんて言いながら夜空を眺めるロマンチストではないけれど、その夜の星空はとんでもなく綺麗だった・・・。

天の川がはっきり見える星空なんて生まれて初めて見た・・・。

もし、もう少し酔っ払っていたら星空の綺麗さと、この家族の優しさに“ウルルン”してしまっていたかもしれない・・・。

その夜はなんだか心がほっこりしたまま眠りについた。

翌朝、朝ゴハンをご馳走になりオジサンとオバサンに見送られツアー二日目の始まり。

二日目はというとゴンパ見学をして夕方レーの町に戻りツアーのプログラムは終了。







おれはというと寒空の下、長い時間星空を眺めていたせいで風邪を引いてしまいほとんど車の中で眠ったままだった・・・。

こんな感じでレーの滞在を終えて無気力状態からも立ち直り、そのかわりにちょっぴり風邪気味になり、ベトナムで知り合ってマナリ、レーと多くの時間を過ごしたドイツ人のカップルとも「次はドイツで!!」と約束を交わし、マナリの町に戻ってきた。

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世界の果てへ

絶景!!



レー行きのバスから見える景色はとんでもない!!



標高5000mの雪山で飲む一杯の温かいチャイの美味さは格別。
心配していた高山病にもまったくならず、絶景を眺めながらのバス移動は続いた。

休憩は遊牧民が使う移動式テント(ゲルって言うんだっけ?)のようなところで食事も取れ、なかなか良い雰囲気だった。
もちろん、そんな辺鄙なところにトイレなんてものは存在せず、雄大な自然に抱かれての立小便は爽快!!



雪山を抜けた後はひたすら続く乾燥地帯。
バスは世界の果てに向かって進んでるようだった。



到着予定を2時間ほど遅れて出発から18時間後にやっとレーに到着。

チベット文化圏ラダック!!

辺境の地なのかと思ってたけどレーの町の目抜き通りは意外にも観光客が多く賑やかだ。



町を見下ろすように建つ旧ラダック王国のレー王宮。



そこから見下ろすオールドタウンはまるで月面世界・・・。



なんかスゲーところに来た気がする・・・。



オールドタウンの路地、これがまたすごくイイ!!!
路地好きとしてはグッとくる風景がある・・・。



レーの町の標高は3500m、さすがに夜の冷え込みは厳しいが、昼間は乾燥した大地に照りつける日差しが強くけっこう暑い。

チベット文化圏だけに土産物もほとんどがチベット産。
チベット系の人ってなんか顔が日本の田舎のおばちゃ~んって感じがして懐かしくてほっとしてしまう。

いつか来てみたいと思ってた憧れの地ラダックについにやって来た!!

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