旅をする時、ガイドブックを使うか使わないかは賛否両論あると思う。
ガイドブックなしじゃ不安で旅を出来ないって人もいれば、そんなもん使っちゃ旅はおもしろくないって人もいると思う。
ちなみにおれは使う派。
LONELY PLANETの英語版なんかを持ち歩いていると、いかにも旅慣れた出来るヤツって感じがしてカッコイイ!!
中東のガイドブックはそのカッコイイLONELY PLANETの英語版を使っているのだ。

別に旅慣れた雰囲気を出したいからってわけじゃなく、たまたまネパールの古本屋で安くで売っていたので買っただけ。
中東の国々がざっくり載ってるもんだから、各国の情報量は少ない。
どうせ英語でほとんど意味もわからんし、地図代わりに持ってる感じだ。
とにかく、ガイドブックによるとエジプトのヌエイバって町からヨルダン行きのフェリーが出てるそうだ。
おおよそ外観からはバスターミナルに見えないカイロのバスターミナル(なぜかターミナル内にショッピングモールや映画館が併設されていた)からバスに乗りひたすら砂漠地帯を駆け抜けること8時間。

アカバ湾に面する町ヌエイバに到着。
この町に関しては地図すら載ってなかったので、バスを降りてファーストコンタクトのタクシードライバーから情報収集。
どうやらビーチ沿いにキャンプ場があり、バンガローに安く泊まることが出来るらしい。
ふむふむ、確かにガイドブックにもキャンプ場のことが書いてあった気がする。
タクシーに乗り込み連れて行かれたビーチはロケーション抜群!!

ビーチ沿いにバンガロー!!目の前には海!!なかなかいいんじゃない!!
バンガローもかなりイイ感じのリアルバンガローで雨風は防げない感じ。

そして、どうやら町まではかなり遠い様子。
最寄りの商店までですら歩いて往復一時間以上かかる。。。
まぁ、たまには何もないとこで海を眺めて暮らすのもいいんじゃないかい?

とにかく海しかないもんで、泳いでみたり、体を焼いたり、時間とともに変わりゆく海を眺めてギターを弾いたりして過ごした。
そして、誰だかわからないオッサンがバンガローにやってきては、絵でも描けと言ってお絵描きセットを持ってきたり、海で泳げと言ってはシュノーケリングセットを持って来てくれる。
シュノーケリングはやり放題!!
遠浅の海だけど沖まで泳いでいけばサンゴが広がり、そこはオサカナ天国だ!!
デッカイ魚、ちっちゃい魚、カラフルな熱帯の魚達を体がふやけるぐらいまで泳いで追いかけ回してた。
泳ぎ疲れた後はお絵描きの時間だ。

とはいっても海しかないもんで海の絵しか描けない。。。

夜は月明かりの下、夜風に吹かれながら外で眠り、翌朝朝日の光が眩しくて目を覚ます。

夕方になると、対岸に広がる赤土の山がくっきりと見えてくる。

この時間が一番景色がキレイだ!!!
ここに滞在してる間、時間というものをまったく気にしなくなった。
今が何時だろうとどうでもいい!!
お腹が減ったら飯を食い、海で遊び、夕日を眺めて一日が終わる。
ただそれだけ。。。シンプルに生きるということ。
ただ、こういうところにずっといるとダメになってしまう気がする。
もうこのまま一生ここで海とともに過ごそうか。。。って気持ちになる。
だから、毎日眺めてた海を渡りヨルダンへ!!
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