寒すぎて手袋を買った

ルーマニアの首都ブカレスト



とにかく寒く天気が悪い!!
毎日、どんよりした重たい雲が空を覆いつくして、雨も降ったり止んだり

ここでもプライベートルームの客引きに何度か声をかけられた

今までとは違い、それほど安くはない様子
目安としてはふたりでホステルのドミに泊まるより安ければ利用価値はありって感じ
バルナのあの寒い民宿の部屋を思うと、素直にホステルに泊まるのが得策だ!!

だからブカレストでは久しぶりにホステル泊まり

いやぁー、ヒーターってのは素晴らしい!!このひと言に尽きる!!

世界中の貧乏旅行者を暖かく迎え入れてくれる場所だけに、旅人に必要な物は揃ってるのがホステルのいいところだ!
こうしてインターネットも無料で使えたり、旅の情報収集だって容易に出来るし、洗濯だってしてもらえる

寒い日が続いてるが、がんばって町歩きもしてる





ブカレストのトレインステーションに着いた時は、正直ちょっとゾッとした
だって、なんかどことなくインドのコルカタを思い出す雰囲気があったから

町の中心の方はヨーロッパの町って感じで、噴水なんかがあったりして悪くないね!



首都だけど案外町中はガラっとしてる。。。もしかしたら寒いからかもしれないけど
町の景色は完全に冬の装い



日曜日にたぶん市民マラソンと思われるイベントが行われてて、メイン会場ではライブがやってた
TVの撮影とかも来てたから、もしかしたらルーマニアの有名バンドなのかも?



でも、それにしては往年の名曲カバーが多かったようにも感じたけど。。。



ルーマニアで生まれて初めて黒い白鳥を見た!!
"黒い白鳥"日本語にするとなんか違和感があるな。。。

ブラックスワン!!超カッコいいーーーー!!!!



これからブカレストを離れ、トランシルバニア地方に向かう

トランシルバニアといえば吸血鬼ドラキュラのモデルになったナントカさんがいたところ!!
だったかな?とにかく吸血鬼ゆかりの地

おれはバンパイア好きなんだ!!
マニアってわけじゃないけど、吸血鬼モノの映画とかけっこう観てしまう

あと、サメも好き!
アニマルプラネットやナショナルジオグラフィックのサメ番組はドキドキしながら観ている

とにかく、トランシルバニアには期待大!!!

レーザー光線とブラック海

実はブルガリアをぬけてルーマニアまで来ている

東ヨーロッパに来てからというもの、日本語表示ができるコンピューターがなかなかなくて。。。
ブログやるんだったら自分のノートパソコン持って来とけば良かったと、今さらながら後悔してる

さて、ブルガリアの話を少し

ソフィアから進路は東にベリコタルノボという町へ向かった



ここでもマケドニア オフリドと同じく、宿探しの途中プライベートルームの客引きに呼び込まれ一軒の民家へ!!
またもや個人宅ステイだった!!

部屋はかなり狭めだったが、やっぱり安さに勝るものはなくお世話になることにした

着いた初日はだいたい宿を見つけて、宿周辺を少し散策して、飯屋を見つけられればOKって感じだけど



ベリコタルノボではめずらしく、観光に出かけた



町外れにある城壁で音と光のショーがやってるって情報をキャッチしたもんだから出かけたわけ!!





これがなかなか迫力があって行った価値あり



丘の上の建物からレーザービーム発射!!!!!



これで勢いがついたのか、翌日は朝からハイキングに出かけるぞー!!って張り切ってた
小さなイナカ町でけっこう自然いっぱいの場所、ちょうど季節も秋だからお弁当でも持って紅葉をね!!



で、翌日

一日中、雨降り

しかもこの雨で急激に冷え込みだして突然冬がやってきた
なんだったら雪でも降り出すんじゃないかってぐらい。。。

民宿のオヤジが言うにはブルガリアはこの時期に急に寒くなるらしいわ!!

でも寒すぎ!!10度ぐらいしかないし。。。

これでまたおれのテンションも落ち込んで、さっさと移動を決めて、黒海沿岸の町バルナへ

近頃、民宿がエエ感じ!!

またまたバルナでも個人宅
今までで最高に"ひとんち"感あり
部屋に入るまでにリビングルームを通過しなきゃいけなかったしね
猫を飼ってるようで、ちょっぴり猫臭いし、部屋が寒いのも気になったけど、まぁ、毎度のことながら料金が魅力的だったから!!

この町もまた寒いったらありゃしない!!

天候は毎日どんより曇り空、時々雨という最低状態

外も部屋も温度がほとんど一緒で、部屋で吐く息が白い。。。暖房設備なんてあるはずもねぇーし!!

外も寒いし、部屋も寒い、どうしようもなく一日中歩いてた
歩いてさえいれば体は暖まってくるからね

カフェで一息入れて、また歩く



疲れたら町の大聖堂でひと休み



いちおう黒海を見に来たから眺めにいったけど、完全に冬景色

だれもいない海岸にオバさんがちょこっと座ってたのがさらに寂しい感じを演出



浜風が身にしみる。。。でも、けっこうそれはそれでいい雰囲気ではあったけど

寒さに震えた数日を過ごし
ここから列車でルーマニアを目指すことにした



直通の列車はなくルーマニア国境に接する町ルセで乗り換え

ルセで列車に乗り込んだら、ブルガリアの出国審査が始まった
イミグレーションのおっさんは入国のスタンプを探してパスポートの全ページをもれなくチェック

ふん!どんだけ探しても見つかるはずねーよ!!ないんだからさっ!!

さすがにページがいったりきたり3回ぐらいしたところで、おれの方からスタンプがないことを言った

すると、あっそうか!って感じで出国のスタンプ押してくれて、心配をよそに問題なく出国完了

まぁ、というわけでルーマニアに入国!!

カメライフ！

また無気力に襲われている

この気候のせいかもしれない・・・
暑くもなく寒くもなく、空は快晴、窓から差し込む暖かい光

なんだかヤル気がなくなっちまう・・・

オフリドからバスに乗り3時間、一度マケドニアの首都スコピエに戻った
バスターミナルで4時間のバス待ちを経て、夜行バスでブルガリアの首都ソフィアへ

深夜に国境に到着

ここでも係りの人がやってきてスタンプをもらってくれるのでバスから降りる必要もなく楽々国境越え

これで国境を越えるのも何度目だろうか？
その度にパスポートに増えていくスタンプの数・・・
もう少しスペースを考えて綺麗に押してくれたらページも無駄にならずに済むのになんて思ったりもする

出入国を済ませてバスは国境を足早に立ち去った

さぁ、今回はどんなところにスタンプを押されたのかパスポートをめくってみても、ブルガリアの入国スタンプが見つからない・・・

まさかの押し忘れ？

いやいや、そんなことはないはずだ！！

でもやっぱり見つからない・・・

その旨をバスのオッサンに伝えてみたが、英語が通じない・・・

オッサンの返答はただひと言・・・「コンピューター・・・」

よく分からんが、コンピューター処理してるからスタンプは不要という意味だろうか？でも今までそんなことは一度もなかったけど、ヨーロッパってのはそんなもんなんだろうか？
どちらにしても、おれひとりのためにバスは国境に引き返しそうもないし、入国のスタンプがないものはないわけだし、出国の時になんか言われたら面倒だなと思うが、開き直るしかない・・・

その時はその時で！！

ブルガリアってこんなイメージ！
ヨーグルトとスカーフを頭に巻いた老婆がロバが引く荷台に野菜とか積んで運んでそうだと思ってたけど

ぜんぜん違った・・・



ソフィアの街は、イメージ通りのヨーロッパの町並みっていうか、都会的な部分と古い建物が混じって、すごく綺麗！！





だけど、ヤル気のないおれはまたここでもダラけた暮らしを送っている

夜行移動のせいでまたもやナイトウォーカー気味になりつつある

気力の減退に反比例して増してくる食欲！！

そしてカロリーと反比例して安価で食べれるファーストフード！！

マケドニアではハンバーガー、ここブルガリアではデッカいピザがストリートの小さなカフェで売っている

で、深夜遅くにピザを求めて徘徊してしまっている・・・

宿の近所に“ダンキンドーナツ”があるのもいかんね！
何かとすぐドーナツ屋へも足が向いてしまう・・・

ソフィアからデイトリップでなんとかって見どころに行こうと思ってたけど
夜中にピザ食って、デザートにチョコレート食ってたら、翌朝の早起きが面倒になり・・・やめた！！

結局、ソフィア滞在4日目だが、町歩き程度で終わってしまった



あんまり興味のない教会だけど、大聖堂ってヤツ！あれなかなかいいかも？



ステンドグラスから差し込む光がやわらかくて、椅子に座ってるとリラックス出来る
教会だけに静かだしね・・・



ここで一日中、本読んでみたいなって思ったけど、やっぱりそういうことしたらダメなのかな？？

機会があればやってみたい！！

ヨーロッパに入ったらサクサク進んでいこうと思ってたけど、なんか性格上そういうの無理かも・・・

忙しく生きたくないんだ！！

カメのようにのんびりのんびりやっていきたい

しかも昼寝までしてしまうカメ・・・

ウサギさんにブッちぎられてもいいんじゃない？

実は白鳥って凶暴です

客引きはウザイのか？

経験上、駅や安宿の近くで必要以上に声をかけてくるタクシードライバーはめんどくさいヤツが多い
だからタクシーに乗る場合は流しのタクシーを拾うことにしている

地図がなかったり情報があまりない町に着いた時の宿の客引きは案外重宝する事が多い

ブルガリアとは反対方向に進むことになったがオフリドという湖畔のリゾート地に行ってきた



まぁ、完全にオフシーズンだったけど・・・



オフリドについての情報はほぼないに等しかった

しかし、今の便利な世の中はインターネットでなんだって調べられる
一番肝心な宿情報は宿の客引きがバスターミナルに居るということ・・・

じゃあ、それでなんとかなるだろう

オフシーズンでしかも天気も悪かったせいもあり、宿の客引きは商売熱心なオバちゃんがひとりだけ・・・

ゲストハウスって言うか、ペンションって言うか、民宿って言うか・・・、普通の民家だったけど、安値で、部屋、設備等に不満もなかったのでチェックインを決めた！

キッチンやバスルームはこの家の家族と共同だったけど、特に息苦しさは感じない

ほぼ放置プレイ状態

ちょっぴり町の中心から離れてはいるが、安さに勝るものはない！
近所にスーパーマーケットもありキッチンも使えるので長期滞在にはもってこいの環境だ！

とにかくオフリドに着いた日は悪天候のせいで気温は急降下・・・かなり寒かった
夜なんかブランケット三枚重ねで寒さに耐えて眠っていたぐらい

滞在予定は3日ぐらいで考えてたが二日目も雨、三日目になって少し晴れ間が見えたがほぼ一日中曇り空・・・



ということで、やっぱり予定を延ばすことにした

雨の日は部屋で読書(たまたま宿に日本人旅行者が置いていった本があったから借りた)

晴れ間が見えたら湖に沿って歩いて、疲れたらカフェでマキアートを飲んでひと休み





日が落ちてくると冷え込んでくるので、晩御飯はスーパーで食材買って自炊
寒いから外にいたくない・・・
人様の台所で本気出して料理は出来ないので軽いもの、スープとかインスタントヌードルだったり、サンドイッチぐらい

近頃、食生活がかなり偏ってきてる！ジャンクフードに！！
嫌いじゃないから苦じゃないけど・・・健康には良くないよなぁ？



でも美味いからついついハンバーガーに手が伸びてしまう！！

結局、3日のつもりが5日間があっという間に過ぎてしまった
後半は快晴の日が続き、ポカポカ陽気の中で木陰で本を読んだり、旧市街を探検したり



オフリドの教会が有名らしいが、残念ながらあんまり興味がない・・・



きっとシーズン中は湖で泳いだりも出来るし、もっと町も賑わってるんじゃないだろうか？
でも案外、オフシーズンのリゾート地っておれは嫌いじゃないかも！

人が少ないから静かだし、のんびり出来るのが良い



結局、世界のいろんな場所でダラダラしたくて旅をしてるのかも？なんて思ったりもする

もしまたいつか機会があれば、泳げる夏の頃に本を山盛り持って来て、一ヶ月ぐらいのんびりやってみたい

のんびりと長期滞在するにはかなりオススメの場所だと思う

オフリドで旅の疲れをリフレッシュしてブルガリアへ！！

秋の香り漂う山道

列車での国越え、初めての経験

ギリシアの出国は係りの人がやってくれたし、マケドニアの入国はイミグレーションのオッサンが座席にやってきてスタンプ押して去っていった

非常にあっさり

テッサロニキからマケドニアのスコピエまで列車で3時間だと聞いていたが、実際には4時間かかった

でも時差がマイナス1時間あるから時計の上では3時間といえばそうなる

駅から出た途端、タクシーのしつこい客引き！！
こういうのも久しぶりだ・・・

なんとかってホステルになんとしてでも連れて行きたい様子
始めに声をかけてきたヤツとふたり目のヤツとで、かなり料金に差がある・・・
こういう場合、どちらにも乗らないのが正解な気がする

ということで駅から目当てのホテルまで徒歩！！

川の向こうのオールドバザールと呼ばれるエリアに滞在する事にした
古臭い町並みがいい感じ



町の中心を流れる川はどこか懐かしい風景
まるで京都の鴨川みたいだ



マケドニアの通貨はMKDマケドニアデナール
1ユーロが60MKDぐらい
ギリシアと大きく変わったのは、物価がだいぶ安くなったこと！！

これはホントに助かる！！

大衆食堂でビーフシチューみたいなのにマッシュポテトを添えて山盛りのパンまで付いて2ユーロぐらい



ギリシアで2ユーロだとサンドイッチとかスーパーでインスタントスープとパンとかそんなもんしか食えない・・・

ううう、ギリシアでの生活は苦しかった・・・

マケドニアに入って久しぶりにまともな食事にありつけた！！！

川を渡ってオールドタウンと反対側が町の中心マケドニアスクエア





通りにカフェなんかが立ち並ぶ洒落たエリアでヨーロッパっぽい町並みが広がっている





スコピエの町、首都だけどそんなに規模は大きくなさそうだ
だから、バスに乗ってちょっと郊外まで足を伸ばしてみた

バスに揺られて30分も行けば田舎の風景が広がる



バスを乗り換え、さらに山奥へ！！目指すはマトカ湖

湖だと思ってたらマトカ湖はダム湖だった・・・
水位が低かったのは残念！！



でもダムを越えてさらに川沿いを奥に進むと、隠れ家のようなカフェが・・・
まさかダムの向こうにダム湖リゾートがあるとは思わなかったのでビックリ！



町歩きも楽しいけど、散歩は自然の中が一番気持ちイイね！！



もうすっかり秋の香りが漂い始めた山の中・・・



これから寒くなってくるのか・・・嫌だ！！