カンチャナブリーの不思議なパワーを感じるにはどうすればいい?
町にいても特に何も感じない、少なくともおれは・・・
確かに夕方から駅前で開かれるナイトマーケットは活気があった
でもそれはここ特有のモノでもなく、だいたいタイ全域で行われているはず
これがタイの夜の風物詩って感じでエネルギーがあり、おれは好きなんだけど
きっとそんなことじゃないでしょう?
郊外に広がる自然に行けばいいのか?
町から65km離れたところにある国立公園には大きな滝もあり、川でも遊べるとガイドブックに書いてあったので、バイクを借りて行ってみようと思った
往復130kmか・・・、この酷暑の中・・・、バイクで・・・
ムリ!ムリ!干乾びちまう・・・
それにもう今まで滝とかいっぱい見てきたし、そんなに関心も湧かないというのもある
あっさり予定を変更して、自転車を借りてみることにした
バイクの運転も好きだけど、今回の旅で自転車がスゴく好きになった
交通ルール何もない、自由に好きなところに動き回れるフットワークの軽さがイイ!
ますは先日も行ったクウェー川鉄橋へ
今回は歩いて鉄橋を渡ってみることにした
ぜんぜんどうってこともない、特に感想もなし
皆様、だいたい途中で引き返すみたいだな
せっかくなんで鉄橋を渡りきり、対岸にあったデカイ菩薩像を拝んできた
実は鉄橋よりも食堂の前にいたヒョウにもう一度会ってみたかったのだ
相変わらず、ヒョウは扇風機の前でグダぁ~と寝てる
寝てる姿だけ見てるとデカイ猫だ
いつもおれの部屋の前に夕方になるとやってくる、宿の黒猫と大して変わらない
でもやっぱり肉食動物、目覚めたときの眼光の鋭さはヤバイ!!
ヒョウの管理のオッサンに頼むと触っていいよって言ってくれたので、恐る恐るタッチ・・・
毛並みも良く、柔らかくて気持ちイイ手触りだった
一回触っちゃえばなんてことない、もう目の前にいるのはただのデカイ猫
顔とか喉の下とかグシャグシャ触ってやったら猫なで声でも出すのかと思い、まるで猫のように触ってやると・・・
ムクっと起き上がり、鋭い眼光でにらまれた!!
そんなことされると、やっぱりちょっと怖いね・・・、相手は肉食動物だ
ヒョウとの触れ合いも楽しんだ後、ちょっと郊外まで足を伸ばした
なんせマウンテンバイクだからどこまでも行けそうな気がする
特に目的もないから、郊外にある洞窟へ行ってみることにした
途中、また別の共同墓地があったので軽く手を合わせておいた
洞窟の手前にはタイ式寺院があり、そこで入場料を払って洞窟へ向かうみたいだった
ちなみに言うと、洞窟も今までにたくさん見たので入って行く気はさらさらなかった
タイのお寺、日本とは違って金ぴか派手派手
寺とは地元民の憩いの場として利用されているようで、日用品の大安売りがやってたり、金魚すくいのプールまで設置されていた
お寺の木陰で小休憩
敷地内に大きな檻があったので、何か動物でもいるのかと覗いてみると
なんと、立派なクジャクがいた
羽を広げないかと檻の前で中を見ていると、どこからともなくオバサンが近寄って来てクジャクにタイ語で話しかけた
するとどうだろう、見事にクジャクが羽を広げるではないかっ!!
スゴイ・・・、このオバサン・・・
クジャクが羽を閉じる度にオバサンが何事か言い、クジャクはめんどくさそうに羽を広げる
クジャク寺を後にして、さらに別の大きなお寺に向かってみたが、残念ながら道に迷った
この辺りで体力も限界・・・、ムリしない、ムリしない・・・
引き返せるうちに引き返す、これも大事!!
夕方、もう一度鉄橋を見に行ってみたが、期待していた“鉄橋+夕日”という組み合わせの景色は雲に隠れて拝むことが出来なかった
そのかわり日本から贈られた物であろう汽車を見つけた、そんなに物珍しいモノでもないか・・・
カンチャナブリー滞在4日目
不思議なパワーなんて感じない・・・
静かでのんびり出来る場所だから、もう少しここでゆっくりしてても良いと思う
でもなんだかわからないけど、知らないどこかへ行きたくてしかたない
そんな正体不明のパワーが生まれてきた
行くか!もっと西へ!!
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