カンボジアの首都プノンペン
ここに向かうバスは有名安宿キャピトルの前に到着することになる
バス到着を待ちかまえる大量の客引き
ハロー、マイフレンド!!
アリガトウ、コンニチハ!!
トゥクトゥク、モトバイ!!
アジノモト・・・
おい!日本人を見るなり“味の素”っていうな!!
とにかく彼らも、あの手この手を使って客を取るのに必死だ
それは承知してるつもりでも、ダルイものはダルイわけで・・・
初めて来た時もキャピトルホテル前の客引きに圧倒されて、どこでもいいからとにかく逃げ出したもんだ
それは今回も変わらない
こんなとこに泊まる気なんてまったくならない
プノンペンの観光地といえば、ポル・ポト時代の爪跡とかちょっと落ち込んでしまうような見どころが多いだけにあまり見に行く気にもならないので、プノンペンでくつろいで過ごすという事をテーマに滞在してみようと考えていた
それには美味い飯屋と快適な宿が必要だ
宿は街の喧騒を避け、レイクサイドなんて呼ばれる湖畔に取ることにした
レイクサイドとは名ばかりで、実際は汚い池の周りに広がるスラム街のようなところだ
そして、なぜか湖畔にぽつんと建つモスク・・・
以前から気になっていたエリアではあるが、まさかプノンペンにこんな場所があるとは思わなかった
簡単に言ってしまえば、雰囲気はインドの安宿街に似ている
まぁ、要するに“汚い&うさんくさい”という二大要素を兼ねそろえているわけだ
いちおう湖上に突き出したテラスなんかもあって、汚い“池”を眺めながらであるが、くつろぐことが出来るので合格点をあげても良いだろう
宿が決まれば、次は飯屋
レイクサイドの100mほどの通りはツーリストに便利な施設が目白押しで、レストラン、バー、ネットカフェ、商店となんでも揃っているので不便はない
なぜかインド料理屋が多いのがこれまた不思議なところ・・・
カレーの味はまぁまぁだが美味いチャイが飲める店を確保
次いでタコスが超ボリュームで美味い店も発見
レイクサイドから少し離れて、街の中心地あたりにあるセントラルマーケット
このあたりには中華料理屋が多く、以前来てた時も何度か通っている
ここでも一軒、行きつけの店を決めた
水餃子がめちゃくちゃ美味く、中国の青島ビールが飲める
今回の旅でいろんな国に行ったけど、けっこうその国のビールってのは思い出に残ってるもので青島ビールもなつかしくて、ついつい飲んでしまう
中華料理屋にしても、チャイ屋もタコス屋も従業員は親切かつ丁寧な接客でかなり感じが良い
それに対して、宿の周りで集まっている乗り物系(トゥクトゥクやバイクタクシーのドライバー)の奴らのダルさは半端じゃない!!
一歩宿から出ようものなら、客引きが押し寄せてくる
毎回毎回、断っても断っても、しつこくしつこく声をかけてくる
夜なんかになるともっとヒドイもので・・・
乗り物を断ると、ブンブンマッサージ(エロい方のマッサージ)はどうだ?ハッパはどうだ?と、さらにしつこさは増す
仏の心を持ち合わせるおれとしては、この手の連中とも適当に付き合う事が出来るが、同行者のブラザーはけっこうコイツらにイライラしてる様子だ
で、こんな場所だけに夜になるとやっぱりスモーカー大佐も現れる
どうやら泊まってる宿がスモーカー宿だったのか、夜になると湖上のレストランでは鼻をつく紫煙が漂っている
なるほど納得!
それで宿の従業員もやたらとオススメしてくるわけだ
さらには夜中になるとホットなカンボジアンガールが出入りしてるし、とにかく宿前にたむろしてるドライバーのぼんくらオヤジ達がダルイ!
朝から晩までずっといるしね・・・
さっさとベトナムへ抜けてしまえばいいのだが、どうも近頃天気が悪くてダメだ・・・
雨の中、移動して宿を探してっていう気にならないので、天候の回復を待ってからベトナム入りしようと思っている
どうやら今週いっぱいぐらいは雨続きの天気みたいだけど・・・
ということで、もうしばらくいることになるので引っ越しをして、プノンペンでのんびりやってみたいと思う
プノンペンもここ数年でだいぶ変わったなぁ~って思う
交通量、特に車が増えたように感じるし、みんなちゃんと信号も守るようになってるしね
初めて来た頃なんて、プノンペンの交差点は常にパニック状態だった
ショッピングモールの屋上、以前は何にもなかったのに今じゃスケートパークとゲームセンターが出来ていて、インラインスケーターがなかなかの腕前だ
ゲーセンはきっと日本のおさがりなのだろう、おれがガキの頃に夢中になったゲームを子供たちが楽しそうに遊んでいた
子供たちと対戦してみてもよかったが、なんせ格闘ゲームは苦手なんで負けるとガキ相手といえど悔しいので止めておいた
今日もまた雨・・・、チャイでも飲みにいくか・・・
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