カンボジアという国は不思議な国である
もちろん自国通貨というものが存在するのだが、実際にはアメリカドルで全ての支払いが済ませられる
1ドル以下のおつりがカンボジアリエルという現地通貨で返ってくるぐらい
さらに不思議に感じたのが、物価にほとんど変化がないこと
アメリカドルが流通してるぐらいだから、この度の金融ショックでツーリストインフレが起こっているだろうと予想していた
それが不思議にも、以前、五年前と四年前に来た当時とほとんど変わってないように感じる

ただ屋台のオバチャンまでもが観光客に慣れてきちゃって、ちょっとしたものでも何でも1$って言ってくる
昔、来てた時に気に入ってよく食べてたフランスパンのサンドイッチ
記憶が定かではないが絶対1ドルもしなかったのに、今回屋台で買うと1$だと言われた

あとで現地在住5年になる日本人女性から聞いた話だと、0.5$ぐらいがローカル価格だと教えてもらった
それでボッタくられたと腹を立ててるわけじゃないけれど、観光化に力を入れて旅がしやすくなるのはいいけれど、素朴なローカル感が失われていくのは少し淋しく感じる
それにレストランや宿のスタッフなんかにしても、やたらにフレンドリー過ぎてなんか調子が狂っちゃう
まぁ、完全にアンコールワット観光のためにある町だから、観光業で食って行くためにはそうでもしなきゃいけないんだろうけど

いつかきっと、ここもカオサンロードみたいになるんだろうなと思ったりしてる
とにもかくにも以前とは印象がだいぶ違うカンボジアに驚かされたが、このあと向かう首都プノンペンがどうなっているのかけっこう楽しみになってきたのである
さて、話題の?フィッシュマッサージに行って来た
バンコクでも見かけたが、前回滞在していた頃にはなかったように記憶しているので、この一年ぐらいの流行りなのかもしれない

料金は店によって差があるが20分で2$から3$ぐらい
料金に飲み物が含まれるのでけっこうお得かもしれない
ビール片手に水槽に足を入れると、あっという間に魚たちが集まってくる

よっぽどオナカを空かせていたのだろうか?

どんな感じなのかというと、魚がカジってくるので電気が流れてるみたいにピリピリする
初めちょっと予想外の感覚だったのでビックリしたが、これが案外気持ち良い

ちょっとデカめの魚がカジってくると、痛みを感じるというほどではないが噛まれてる感覚がある
ビールを飲みながら魚にマッサージしてもらい、さらに気持ち程度ではあるが人間も肩と背中をマッサージしてくれる

まったく期待していなかっただけに、けっこう満足してしまった
20分間カジられた後、なんとなく足の角質が取れてスベスベになったような気もするが、ただ単に水に足を入れてたからそんな風に感じただけかもしれないので、実際のところ効果のほどは不明
フィッシュマッサージをするなら客入りの悪い店の方が魚の食いつきが爆発的なのでオススメだ!!
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