カンボジア シェムリアップへ!!
気力は十分、準備は万全、でもお迎えのピックアップがなぜだか来ない
東南アジアでツーリストバスなんかを頼むと、宿やチケットを購入した旅行会社にお迎えがやってきて、バス乗り場まで案内してくれ、座席指定はあったりなかったりだけど、事前に予約してるしてるもんだから座れないなんてことはなく、全員を乗せ終え、出発予定時間を大幅に遅れバスは目的地に向かって動き出すってのがだいたいの流れだ
それが今回に限っていえば、待てども待てどもお迎えが来ない
そもそも時間通りにくるとも思ってないので、特に気にもしてなかったのだけど、さすがに一時間を過ぎたあたりで異変を感じ、とりあえず朝飯を食うことにした
腹が減ってはなんとやら。。。
飯は大事だ!!
チケットを購入した旅行会社が開くのを待って、どないなっとんねん!?とクレームを付けに行くが、逆に返される疑いの目線
なんだかんだいって寝坊したんじゃないんですか?っていう言葉が眼の奥から伝わってくる
後に旅行会社サイドのミスが判明し、スタッフ一同揃って頭を下げる結果に終わったのだけど
もちろんこちら側に否はないので、翌日に振替えてもらって無事バンコクを出発!!
カンボジア入国にはビザが必要で国境で取得することも可能だが、申請用紙を記入し賄賂を払い、もし払わないなら払わないで小銭のために口論をし、と、そういうのがもう面倒でバンコクにいる間に事前取得しておいたので楽々で国境通過
国境からシェムリアップまではボロバスに揺られ、休憩で時間調整をされながら日暮れを狙ってシェムリアップに到着
一番驚いたのは、国境からシェムリアップへの道のりが道路になっていたこと
以前訪れた時は未舗装のガタガタ道をバスは砂煙を巻き上げながら進んでいたのに、この数年で随分変わったものだ
日暮れ後に新しい街に着くと、宿を探す気力がまず失せる
そのへんの人間心理をつついてくる宿の客引き
もう暗いし、お腹もへってきたし、移動で疲れてるし、さっさと宿を決めて休みたいと思うのが人間である
シェムリアップといえばあの有名なアンコールワットがある町
バイクタクシーやトゥクトゥクのオジサンたちは、なんとか自分の乗り物を一日チャーターして観光させたいがために、宿までの送迎は無料で行ってくれる場合が多い
そんなに悪い悪い宿に連れて行かれることもないし、もちろん予算を言えばそれなりのところへ送ってくれる
ただし、毎日のように"アンコールワットに行かないか?"と勧誘がしつこい
おれはアンコールワットには行かない!!!
過去にアンコールワットには二回行っている
よっぽど遺跡に興味でもない限り、一生で三回もアンコールワットに行く必要はないと思うわけ
同行してるブラザーも自転車を借りて遺跡巡りをするつもりらしいので彼らの手助けは必要ない
というわけで、客引きを引き剥がし自力で宿を求めた
なんとなく町を歩くと記憶が呼び起こされるもんで、最後に来た四年前の事が思い出される
その当時と比べると、町の雰囲気も随分と変わった
洒落れたカフェやレストランも増え、驚いたことに賑やかなナイトマーケットまで出ている
宿は初めて来た時に泊まったゲストハウスに泊まることにした
もう五年も前の話だけど、おれはこの宿を泊まり逃げしている前科者
まったくなかったわけでもないが、悪気があったわけではない
あの当時、初めてのひとり旅で初めてタイ以外の国に来たわけ
国が変わればいろんな事が変わるもので、タイだったら前払いの宿代がカンボジアでは後払いだった
チェックイン時にもパスポートの提示もせずに部屋に案内されたもんだから、どうしていいかもわからずそのまま数日が過ぎ、チェックアウトの時に掃除のオバさんにカギを返しても何も言われなかったもんだから、ついついそのままお金を払わず出ていったのだ
まぁ、確実に確信犯だったのだけど。。。
あれから少し大人になったおれとしては、せめてもの罪滅ぼしと思い宿併設のカフェで毎日コーヒーやビールを一杯でも飲むようにしている
ブラザーはアンコールワット観光へ
おれはといえば、することもないので司馬先生の"燃えよ剣"を読んで男とはどう生きるべきかを学んでいる
シェムリアップではハサミを持ってアジアを旅する美容師さんに出会った
旅とは人それぞれいろんなスタイルがあるもんだなと思う
お互い京都出身で、しかもかなり地元が近いという縁もあり、食事に行ったり飲みに行ったりと楽しい時間を過ごさせてもらった
厚かましいお願いをして、伸び放題に伸びた髪の毛もカットして頂いた
安宿のトイレが美容室に早変わり
一流のプロの技術
BGMはギターの生演奏
こんな贅沢で素敵な美容室に行ったのは生まれて初めてだ!!
少し毛先を整えてもらい、スッキリ!!
シェムリアップに来てアンコールワットにも行かず、こんなことしてるおれって。。。
今夜あたりはフィッシュマッサージでも試してみようかな?
何年か前に話題になってた魚が入った水槽に足を入れるヤツ
どうも今、東南アジアのニュービジネスなのかけっこう見かけるので試してみよう
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