死海(デッド・シー)生物が存在しない死の海。
その死の海に行くため車を一台チャーターすることにした。
半日チャーターして40JD・・・。
ふたりで払うとなるとちょっぴり高い・・・。
ヨルダンの通貨はJD(ヨルダン・ディナール)
1$が0.708JDなので1JDは日本円にすると140円ぐらいかな・・・。
1ディナール以下は人によって言い方が違うのでややこしい!!
例えば0.5JDだと、“ハーフディナール”と言う人もいれば、“500フィルズ”だったり、“50ピアストレス”だったりして最初のうちは混乱した。
物価はエジプトに比べて高いらしいが、エジプトはカイロに数日とヌエイバではキャンプ場という特殊な場所にいたのでいまいち物価がつかめず、高いのかどうかはよく分からない・・・。
1.5ℓのミネラルウォーターや缶コーラが0.3JD(ぺトラ遺跡の中じゃ2JDで売られていた これはアホのように高い!!)
路地裏の茶屋でトルココーヒーやお茶が一杯0.25JD
ローカルタバコ一箱 1JD マルボロはもう少し高い!!
食事は大衆食堂のようなところで、ケバブのサンドイッチが0.5JD
グリルチキン半分とゴハンにサラダをつけて腹いっぱい食べて3JDぐらい!!
何を注文しても絶対に山盛りのピクルスとピタブレッド(中東でよく食べられているパン)がついてくるが、これは料金に含まれているのかは不明・・・。
なくなったらどんどん持ってきてくれるのでおかわりは自由っぽい!!
今、アンマンで泊まっている宿がツインルームで12JD
でも、アカバはアンマンより物価が少し高かったし、ぺトラのあるワディ・ムサなんてすべての物が二倍近くしていた。
たぶん平均して一人当たり、一日1500~2000円ぐらいで生活してる感じ。
だから貧乏旅行者にとって40JDってのはけっこう大金なのです。
車には4人まで乗れるということで、宿でシェアメイトを探したところイギリス人のオカンと息子の二人組みを見つけ、四人で死海に向かう事となったわけ・・・。
死海に向かう途中、マダバって町の教会にある大昔のモザイク画を見たけど、かなり微妙だった。
詳しくは知らないけど、旧約聖書ゆかりの地を示した昔の地図だとか・・・。
そしてモーゼがどうのこうのしたとか言うマウント・ネボって山を通り抜けて死海へ!!
このあたりは旧約聖書に関係する地が多いらしいが、まぁ何のことやらさっぱりって感じだ・・・。
実は死海の周りには一泊300$以上するような高級ホテルが立ち並び、リゾートエリアだったりする。
入場料を支払いプライベートビーチで死の海リゾート!!
入場料を取るだけあってプールやシャワーも完備していてなかなか快適。
もちろん死海ででも泳げる!!!
そして、死の海へ・・・。
水に入った感触からして何かが違う・・・。
なんかヌルヌルするような感じ。
浮力がかかってくるとともに、その違和感は増していく。
そして、プカっと体が浮き上がる!!
ホントにまったく体が沈まない・・・不思議な感覚。
ここなら泳げない人でも絶対に溺れないから安心安心。
塩分が濃いだけに、どれぐらい塩辛い味がするのかと水をなめてみたところ、塩辛いを大きく通り越して激しくニガイ!!!!!
そして、目に入るととんでもなく痛い!!!!
もちろん傷口なんかあると強烈にしみる・・・。
毎夜、ブツブツのかゆさに負けて掻きむしっていたのでおれの体には無数の小さな傷・・・。
塩分が傷口にしみるぜーーー!!!
でも、おかげでブツブツも塩で殺菌消毒されたのか、ほとんどスッカリ回復した。
死海ビーチでは体に真っ黒な泥を塗っているオッサンを見かけたが、美肌効果でもあるんだろうか??
死海で泳いだ後は肌がツルツルしているような気がしたけど、泥パックでさらに効果アップかな・・・、オッサンに美肌は不要だと思うけど。
シャワーで塩を落としプールでひと泳ぎして、死海の向こうイスラエルの大地に沈む夕日を見て、なかなか充実の死海リゾートだった!!
[0回]
PR