砂漠キャンプツアーに行ってきた!!
同じ車に乗り込んできた他の参加者はなんとブラジル人のオジサンだった。
なかなか旅先でブラジル人と知り合う機会は少なく、彼女にとっては貴重な情報交換の場であり、久しぶりにポルトガル語でペラペラと喋れるということもありご満悦の様子。
さて、三人を乗せてジープはひとまずキャンプ場へ。
砂漠のど真ん中にあるのかと思ってたけど、舗装された道路から5分ほど車を走らせた場所だった。
な~んか期待ハズレ!?
とはいっても道路も砂漠の真ん中を突っ切っているので、まぁ周りには乾燥した大地しかないのは確かだ。
サマービーチキャンプの時と比べるとかなり設備は整っているように見えるが、まともに水は出ないしテントの中は砂だらけだし、泊まった感想としては大差なし・・・。
そもそも、快適に泊まれるなんて思っちゃいなかったけどね!!
荷物を置き砂漠ツアーに出発。
砂漠の中の見所らしい場所に車を止めては撮影タイム!!
もちろんやっぱり砂漠にはラクダビジネスが存在するようで、見所にはラクダ使いのオジサンが日陰からヤル気のない声で「ラクダに乗らねーか?」と言ってくる。
「乗らない!!」
ツアーも前半のうちは「砂漠スゲー!!」とか思いながら楽しんでるのだけど、後半になってくるとどうも飽きてくるんだな、これが・・・。
どこかの見所で他のジープで来てたツーリストと挨拶を交わしたが、これもまた偶然にもブラジル人だった!!
ブラジル人は砂漠好きか?
この砂漠ツアーも彼女の方が熱心に下調べをしてて、どちらかというとおれは付いていったって感じだったしね。
最後の見せ場である“アラビアのローレンス”(タイトルだけは聞いた事があるが見ていないので詳しくは知らない)の撮影のために作った城の前で、なんとジープは砂に足を取られて立ち往生してしまった・・・。
ちょうど飽きもピークに達してたもんでこれにはドキドキした!!
ドライバーも初めてのことらしく、かなりあせってた様子。
タイヤの空気を抜いてみたり、砂を掘り返したりしてみるもののまったく砂から脱出出来ない・・・。
おれは密かにこのまま夜になり、砂漠のど真ん中で飢えと乾きと夜の砂漠の寒さに耐えながら翌朝の助けを待つっていうサバイバルを期待していたんだが、残念ながら砂漠をフラフラしてた“砂漠の民”っぽいオヤジの力を借り無事脱出成功!!
ちょっと残念・・・。
しかしあの砂漠の民のオヤジはなんでフラフラ歩いてたんだろうか?
それは謎・・・。
そしてキャンプに無事戻り、サンセットを見て終了。
日が暮れたらお待ちかねのディナータイム!!
砂漠の民の料理法らしい砂のオーブンで焼いたチキンとラム肉はジューシーで柔らかくめちゃくちゃ美味かった!!
正直なところ砂漠ツアーに満足しきってなかったが美味いローカル料理が食えたのでまぁ合格って感じ。
美味い料理で満腹になり、風の音しか聞こえない夜の砂漠に腰を下ろしていると、またいろんなことがどうでもよくなってくる・・・。
夜の砂は冷たく裸足で歩くと気持ち良い。
満月の光が反射して砂が白く光って見えて美しい。
これで充分じゃないか?
このままここで砂漠の民として暮らして・・・いこう・・・かなぁ?
いやいや、やっぱり砂漠は不便だ!!
翌朝、朝ゴハンを食べ、ぺトラ遺跡のあるワディ・ムサの町まで送ってもらいツアーは終了!!
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