世界を釣る

「世界を釣る！！」
この言葉にグッと来る人、いるんじゃないかな？？
男の子はバイクとかギターとか釣りとかって憧れたりしてない？
おれ的な勝手な発想かもしれないけどね・・・。

バンコク市内を流れるチャオプラヤー川を眺めていると、ビッグフィッシュが釣れる気がした。
そんな馬鹿なノリに付き合ってくれる仲間もいたので釣りをしてみる事に・・・。

釣り具屋で安物の道具一式を揃え、店の世話焼きオヤジから情報を聞き出したところ、パンをエサにチャオプラヤー川でナマズが釣れるらしい・・・。

で、やってみたがまったく釣れない・・・。

「釣れないのもまた釣りだ！！」なんて言うと玄人っぽくてカッコよさ気だが、やっぱり連れないのは悔しいーー！！

なんとしても釣りたい・・・。

後日、また釣り具屋を訪ね、今度は釣り堀の情報を聞き出した。

釣り堀って場所はどこの国も一緒なんだろうね。
昼間っからヒマしてるオッサン、近所の釣り好きのガキ、カップルでデートのつもりが釣りに夢中になる彼氏と退屈そうに見てるだけの彼女・・・。

とにかく、釣り開始！！



今回もエサはパンでいってみた。
おれたちにはアタリもないが、周りのタイ人達はバンバン釣っている。
仕掛けを見せてもらうと、エサはミミズやエビでやっているようだった。
中には練り餌の下にアミをつけて、それを投網のようにしてる横着なヤツもいたが、どうやらその仕掛けが爆釣だ。
針も使ってないし、ただ魚がアミに引っかかってるだけだけど、それでも釣りって呼べるのか・・・。

おれたちもエサをミミズに変えたところ、アタリが来だした。

そしてついにヒット！！

さらに続けてなかなかの大物がヒット！！

おれだけ釣れないという気まずい状況の中、なんとか小物がヒット！！



恥ずかしながら、おれはミミズが気持ち悪くて触れないので、エサは隣にいた釣り人から分けてもらったエビを使用。

どうも釣り堀では釣った魚をその場で調理してくれるみたいで、現地のオッちゃん達はビール片手に魚をつまみながら釣りをしていた。
さすがにおれたちジャパニーズの胃袋はそんなに丈夫に出来てないので、釣った魚はキャッチ・アンド・リリースで池に返してあげた。
だって、汚水っていっても過言でないような水に泳いでる魚なんて食べる気もしないし、絶対マズイ！

次はチャオプラヤー川でビッグフィッシュを狙うか・・・！？