夢の中、ベトナムにいた
最近よく夢を見る
だいたい酔っ払って帰った日は夢の中でも営業の続きをしてる
それで目が覚めた時にヒヤっとする
えっ!?お店は?
ここどこ?
なんで寝てるの?
そんな具合でちょっとビックリするのだけど、思い返してみてひと安心
そうだそうだ、ちゃんと閉店して翌日の発注もして家に帰って来てたんだった・・・そんなことがけっこうある
さて、夢の中のベトナム
どこの街だかわからない夜の屋台街を物色していた
食事時なのだろう、どこの屋台も人で溢れかえっているみたいだ
しかし、どうやら夢の中のおれはこの街のことを知っている
隣にいる男は誰だ?
誰だか思い出せないその男にベトナム料理の説明をしながら歩いていた
屋台が途切れるあたり、人通りもほとんどないところまで歩いた
いつの間にか隣にいた男は消え、ひとりになってた
そこで場面は突然変わる
あっ、みんな、ちょっと待って!自転車に空気入れるよ
まだベトナムにいる
おれ以外に4~5人、みんな見たことある顔ばかり
あぁー、いつもケバブ屋に来てくれる連中だ
なーんだ、みんなでベトナムに来てたのか!
でも、なぜおれだけ愛車の赤いママチャリに乗ってるのだろうか?
しかもタイヤの空気が減っていて乗りにくい
自転車屋を見つけたおれはそこでタイヤに空気を入れようとしているみたいだった
ほんの少しだけ日本語を話す店のオヤジが手際悪く空気を入れてくれる
おれはそのオヤジに「金を払わなきゃいけないか?」と英語で聞いた
答えはもちろん「Yes」しかも高い
交渉するけどなかなか値段は下がらず、あれやこれやと言い訳をするオヤジ
そういう感じ東南アジアっぽくて嫌いじゃない
何事も事前に料金交渉をすべきなんだ
そんな当たり前のことを忘れてた自分が悪い
確実に法外な値段なのを知りつつも面倒なので払うことにした
まぁ、日本円に換算すればたいした金額じゃないしね!
財布を開くと中身は見慣れた日本のお札しかなかった
皆に聞いても同様に日本円しか持ってないようだ
着いた初日の出来事だったのだろうか?
しかたがないのでベトナムの現地通貨に両替をしよう
自転車屋のオヤジに事情を説明して両替所を探す
さすがは夢の世界、隣に両替所が現れた
便利な世界だな・・・
なんとなく見覚えのある両替所
どこだっけ?
ラオスだったか?
それともネパールの国境の両替所だったかな?
だいたいからして、両替所なんてところはどこも同じような感じだからどこのなんて思い出せやしない
1万円札をカウンターの中にいるオバサンに渡す
札束で返ってくるベトナムの通貨
高額紙幣を少額の紙幣に両替するようにお願いした
再度オバサンから渡された紙幣の額面がおかしい
33とか190とか、ありえない数字の羅列だ
しかもそれらがキリの良い数字(たとえば合計で100とか500)になるようにホッチキスでとめられているみたいだ
ご丁寧にまとめた紙幣の一番上にレシートまで張り付けてある
きっといくらか抜き取られているんだろうと思いながらも、確認するのが面倒でそのままジーンズのポケットにつっこんだ
で、目が覚めた
夢ってヤツはいつも意味不明だ
旅の続きを楽しみたかったのに、中途半端に終わってしまった
自転車屋の支払いだってまだ済んじゃいない
夢の中のベトナム小旅行
こんな夢を見たのはきっと寝る前に食べたアジア飯の仕業に違いない
また食べたら夢の続きが見れるだろうか?
[2回]
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