ダージリンへ!!
コルカタ シアルダー駅からニュージャルパイグリ駅まで夜行列車。
インドの鉄道で最も盗難などの被害が多いと言われるスリーパークラスに席を取った。
インド人のオジサンも荷物をチェーンでガッツリキープしてる。
移動中、特に問題はなかったのだけど、深夜薄暗い車内でウトウトしかけた頃、突然誰かに腕を掴まれ目が覚めた。
インド人のオカマと思われるガタイの良いお姉さん風お兄さん4人に囲まれていた・・・。
「ハ~イ、スイートベイビー、10ルピー!!」ときたもんだ・・・。
おれの体に触るんじゃねーー!!!!
とまぁ、これぐらいのもんで予定通り10時間ほどでニュージャルパイグリ駅に到着。
ここからダージリンへは乗り合いジープで3時間。
マックス時、狭い車内に12人を乗せてガタガタの山道を登り続けた。
ダージリンの町は標高2000mを越す高地にあるため避暑地としてインド人観光客も多く訪れている。
避暑地だけに涼しいのかと思ったが、どちらかと言うと寒い!!
野良犬も体を寄せ合って眠っている・・・。
そして電力不足なのかよく停電する・・・。
ホットシャワーが必須のこの土地でシャワー中の停電は死を意味する。
そこまで大袈裟なこともないが、シャワー中の停電だけは避けたいものだ!
ダージリンと言えば、有名なのが紅茶、そしてヒマラヤの眺望と世界遺産にも登録されているトイ・トレイン!!
残念ながらトイ・トレインは現在運転を休止中(理由はよくわからないけど・・・)で運転再開のめどはたってないそうだ・・・。
ヒマラヤの眺望もこれまた残念ながら今のシーズンは厳しいものがある。
ベストシーズンは凍えるような寒さの冬が空気も澄んでヒマラヤがくっきり見えるそうだ。
景色はあんまり見えないが霧の中、緑豊かな林の散歩道を暖かいチャイを片手に歩くのもなかなか良くて気に入っている!!
町の中心の広場には夕方になるとなぜがかたくさんのインド人が集まって来て、ポニーに楽しそうに乗ってるオッサン(子供も乗ってるがオッサンもよく乗ってる インド人のオッサンは好奇心旺盛)の姿を見かける!
広場に続く通りには土産物屋などが軒を連ね一日中賑わっていて、ネパールやチベットの物なんかも売ってて興味をそそられる。
う~ん、マンダラが欲しいが高価なうえに持ち運びがねぇ・・・。
ダージリンの町ではいろんな顔をした人を見かける。
インド人はもちろん、少し肌の色が白い人や日本人や中国人のような顔をした人、チベット仏教の袈裟を着たお坊さん、さらに外国人旅行者も加わり、国際都市のような感じ。
町にはチベット料理屋もあって美味しい!
なんせカレー以外の物が食えるってのがいいね。。。
そして、やっぱりダージリンと言えばダージリンティーでしょう!!
茶畑を見るためハッピーバレー紅茶園へ!
見渡す限りの茶畑に山の斜面に作られたダージリンの町の景観も見ることが出来た。
工場見学もさせてもらい親切な作業員に紅茶作りのプロセスまで説明してもらい、“親切な作業員”からはシッカリとチップを請求されるあたりはやはりインドだなといった感じ。
お味の方はというと、正直おれの下品な舌では上品な紅茶の味はわからない・・・。
香りは良いかなって気もするが“リプトン”と変わらない気もする。
ただひとつ確実に言える事は、紅茶とタバコは合わない・・・。
ダージリンに滞在して数日。
楽しみにしていたトイ・トレインにも乗れず、ヒマラヤの景色も霧がかかってスッキリとは見えないが、町の雰囲気は好きな感じで気に入っているのであと2~3日はゆっくりしようかと考えている。
でも、ちょっとだけプロブレム!
着いた初日にアリのように真っ黒い小さなハチに腕を刺された。
この虫の事は勝手に“ダージリンビー”と名づけたが・・・。
コイツに刺された腕がバンバンに腫れ上がり未だに腫れがひかない。
小さいくせにダージリンビーの毒は強い・・・。
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