風邪からもスッカリ立ち直り、元気いっぱいのこの頃
そろそろバンコクを離れてどこかの町に出かけてみようかなんて、ガイドブックを眺めながら考えてるけど、ただ考えてるだけでなかなか重い腰が上がらない
ソンクラン(タイの旧正月 水かけ祭り)までついに一ヶ月を切った
バンコクでのソンクラン、楽しいだろうけど過去に経験があり、出来ればご遠慮したいかも?
ちなみに去年ソンクランを戦ったチェンマイもご遠慮したい感じ・・・
ボケーっとしてるだけでどんどん時間が経っていくバンコクでの生活
相変わらず、宿の屋上で過ごす時間が多い
一部のマナーの悪い宿泊客のおかげで屋上はタバコの吸殻だらけ、屋上利用者としては綺麗に使いたいところ
ゴミや吸殻を掃除して、空き缶で作った灰皿と消火用の水を設置してみたところ、みんな綺麗に使ってくれてる様子だ
皆さん、屋上は綺麗に利用しましょう!
そういう心がけ、大事ですよ
勝手にやりだしたことだから、ちゃんと毎日灰皿の掃除は自分でやってる
おれがいなくなった後も誰かが自主的にやってくれたらいいのだけど・・・
こうして毎日何をするでもなく、ただただ日常が過ぎていく
バンコクの磁力は強力だ!!
旅をしてての楽しみと言えば食事
メシは大事だ!!
行きつけのメシ屋ってのは宿周辺にけっこうあって、ローカル屋台やレストランなどなど
長期滞在してるだけに、いろいろと美味いメシ屋は知ってるつもりだ
でも毎日のことだから、やっぱり飽きてきちゃう・・・
小耳に挟んだ風の噂・・・
バンコクの高級ホテルで働いていた元シェフが屋台をやってて、洒落た洋食が手軽なお値段で食える
こんな話を聞いてしまえば探しに行くしかないが、掴んだ情報は少なく、大よその場所しかわからなかった
時間だけはたっぷりあるので、日も落ちた夕方(昼間は暑すぎて動けない)から噂の屋台を散策へ
宿の前の通りを道沿いにずっと行くと、チャオプラヤ川から分かれた水路に出る
その水路を渡ってしまうと、いくらツーリストの過密地帯のカオサンエリアといえど、ツーリストの姿は減ってローカル色が強くなってくる
まぁ、普段から食事はこの辺りで取ることが多いので、それなりに土地勘はある方だと思う
ちょっと余談だけど水路にまつわる話を少し・・・
チャオプラヤ川から流れ出るこの水路、もちろん水は臭いし汚い
こんな水に入ったら確実に何かの病気をもらいそうだ
しかし、実はこの水路に見どころがある
都会のど真ん中、水路に潜む魔物
その正体は体長1mを楽勝に超える巨大トカゲ・・・、初めてみた時はワニだと思ってビックリした
運が良ければ出会うことができる都会の魔物
そんな怪物のようなトカゲがいて、完全に汚染された水をたたえる水路で悠々とチュービングしてるオヤジいるという事実もなかなかの衝撃を受ける
やっぱり、バンコクはスゴイ!!!!!
さて余談を挟んで、屋台の話に戻ろう
一回目の散策ではいつも宿から見てるチャオプラヤ川に架かる橋
その側を探して見たが見つからずに終わってしまった
おれが持ってる情報では水路を越えた向こうの橋だか船着場の側にあるらしいということしか掴んでいない
二回目の散策にでかける前に、インターネットを使って情報収集
“バンコク”“シェフ”“屋台”この3つのキーワードで検索をかけたら一発でヒットした
ネットの情報によると
元5つ星ホテルのシェフのタイ&イタリアン屋台の評判が口コミで広がり、タイの幅広い年代から人気を集めている
屋台を切り盛りする元シェフは数々の有名ホテルのレストランで35年のキャリアを積んだベテラン
日本を始め海外での勤務経験も豊富な本物の料理人として地元で知られている
ホテルを辞めた後に始めた愛車のベンツに乗って移動する屋台は、マスコミにも取り上げられ「ベンツ屋台」として話題になった
同店では本格的なレストランの味が気軽な価格で楽しめるとあり、連日行列ができるほどの盛況に
「週末には150人以上の来客がある」という
材料や調味料の仕入れはホテル勤務時代のコネクションを大いに利用し、本格的な味を支えている
などなど・・・、インターネットというのは非常に便利!!
肝心の場所は一回目で行った橋のまだ先にある“テウェート”という船着場の側に屋台を構えているそうだ
営業は夕方までしかやってないので、暗くなる前に行くしかない
“テウェート”このあたりにも一軒行きつけにしてるカフェ屋があるので多少の土地勘がある
完全ローカルエリアの植木市場を越えて、チャオプラヤ川沿いまで行く
道の突き当たり、船着場に向かって右側にその屋台はあった
ぜんぜんどこにでもあるような普通の屋台・・・、知らなかったら確実に見過ごすだろう・・・
他と違うところといえば、元シェフのオヤジがコックスーツとコック帽に身を包んでるってことぐらい
で、料理のお味の方は・・・
“海老のスパゲティー”をオーダーしてみたところ、これが驚きの美味
プリプリの海老に少しスパイスの効いたピリリと辛い味付けが絶妙
屋台でちょっと洒落たイタリアン!しかもお値段は非常にリーズナブル!!
“魚のソテーサフランソース”
なんか洒落た名前の料理が屋台で・・・
“シーザーサラダ”
レストランでよく目にする料理も屋台で・・・
気に入ってしまい、しばらく通いになりそうだ!!
船着場のそばだからボートで行ってもいいよね
船着場の下には魚がいて、エサをやることも出来る
いわゆるタイ仏教的に“徳を積む”ってヤツね・・・
ただ魚のサイズがデカく、さらには大量にいて、勢いよくエサに群がる姿に恐怖感を覚えるぐらい
食事の後に“徳を積んで”帰るもまた良し
バンコクは楽しいなぁー
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