祝シリア入国!!
アンマンからバスに乗り、ひとまず国境へ。
ヨルダンの出国税5JDを支払い、パスポートに切手みたいなのを貼ってスタンプをもらい出国手続きは完了。
さて、シリア側のイミグレーションで各国のビザ料金表らしいボードの前の列に並んでみたが、あっちに並べと言われ、外国人用入国窓口の列へ。
「あの~、ビザ持ってないんで作りたいんですけど・・・」
と訪ねてみたが、無視されたままパスポートを取り上げられ、待ってろ!!とだけ言われ、待つこと30分・・・。
パスポートは返ってきたが、どこのページにもビザらしき物の存在はなし!!
いったい何がどうなってんのかまったく理解してないまま事は進んでいく。
次は銀行の窓口に並ばされる。
よく見ると入国カードの裏面にアラビア語で数字らしいヘニョヘニョした文字と、かろうじて$のマークらしきものが書かれている事に気がついた。
どうやらこれがビザの料金らしく、支払いのために並んでいるみたいだった。
ビザ代24$を支払い、レシートをもらい、また入国窓口に並ぶ。
そんな事をしてる間に1時間以上経過・・・。
数人の外国人ツーリストを除いて他の乗客はヨルダン人とシリア人だったため、バスはおれら待ち・・・。
心配してドライバーが様子を見にくる始末。
そして、入国窓口でビザと入国スタンプをもらい無事シリアに入国!!
滞在可能期間は二週間らしい・・・。
ちなみにブラジル人は二週間のビザが28$だった。
バスに戻るとちょっぴり気まずい空気が・・・、乗客の皆さん、お待たせしてすみませんでした!!
というわけで、無事にダマスカスに到着。
シリアという国についておれはまったく知らない。
でもとにかく人がやたらに親切で優しくて嬉しくなってしまう国だ!!
バスを降りてから街の中心地に向かう時、値段交渉のためタクシードライバーに囲まれていると、通りにいた軽トラに乗ったオッサンとふと目が合った。
おれはもしやローカルの乗り合いトラックか何かだと思って、その軽トラのオッサンに街まで乗せてくれないかと聞くと、タクシーの言い値の半額ぐらいで行ってくれると言う。
やっぱりローカル乗り物は安いね!なんて思って、荷台に乗り込もうとすると「荷台に人を乗せたら警察に捕まっちまうから、前に乗ってくれ」という事で前のシートへ。
あれ、もしかして乗り合いトラックじゃないかも・・・。
勝手なカン違いで“ただ軽トラに乗ってただけのオッサン”に声をかけてしまったのかもしれない・・・。
とにかくこのオッサンが親切で安ホテルが数件あるエリアで降ろしてもらったが、別れ際には「もし気に入ったホテルが見つからなかったら、おれの家に泊まればいいからな!!」と言って携帯の番号を教えてくれた。
車内でもずっとホテルのことを気にしてくれていたので、電話したら本当に泊めてくれそうな気がした。
街歩きをしていても親切な人が多く、道を尋ねると目的地まで案内してくれたり、知らなくても他の人に聞いてくれたりするので、非常に助かる。
のんびり時間を使ってダマスカス旧市街を散策してみた!!
スークと呼ばれる市場を抜け、モスクへ。
スークは京都でいう新京極通りみたいな感じでちょっぴり懐かしい。
外国人女性はモスクに入るためになんだか“ねずみ男”みたいな上着を着なきゃいけないみたいだった。
もし団体ツアー客がいたら“ねずみ女”が大量発生しそうでおもしろそうだ。
モスクに入るには靴を脱がなきゃいけなく、そこらへんからほのかに臭う足のニオイがやや気になる・・・。
旧市街は古い町並みが趣深く素敵な路地がたくさんある。
こういうところは地図なんか開かず、気の向くまま歩くのがいい!!
どうせ地図を見ても迷うから・・・。
フラフラ歩いていると、子供が写真撮ってくれと近づいてきたり、職人っぽいオヤジに工房に呼び込まれ作業の様子を見せてもらったりとおもしろい!!
シリアって国、なかなかおもしろそうで興味深いが滞在出来るのが二週間と限られているので、いつものようににダラダラと無計画にもしていられない。
さて、この後どこの町にいこうかな??
相変わらず計画性がない・・・。
※縦撮りの写真のアップ方法がわかったので今後は縦の写真もどんどん載せます!
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